...猫の子問答のおかしさに耐(た)えられなくなって...
海野十三 「鞄らしくない鞄」
...隆夫はよろこびと、おかしさと、もの足りなさの渦巻(うずまき)の中にあって、ぼーッとしてしまった...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...そのおかしさの裏には...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...後になっては腹を抱えるほどのおかしさを感じさせてきたのであったが...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...しかしそのおかしさを...
壺井栄 「二十四の瞳」
...普通の島民の顔に見られる・あのとぼけたおかしさがまるで無い...
中島敦 「環礁」
...何ごとのおかしさか有るべき...
樋口一葉 「花ごもり」
...おかしさのあまり...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...こんなのはどうでしょう」網野さんが云わない先から自分の考えのおかしさにふき出し...
宮本百合子 「九月の或る日」
...自分のために一寸おしゃれした気になって大いにはりきっているのを御覧になるおかしさ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...……(おかしさが止らず...
三好十郎 「おりき」
...――世間では終戦と言う日本語のおかしさと...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...皆おかしさに堪えねば...
森鴎外 「文づかい」
...二人並ぶと少し鬚のように目立ったおかしさに変って来たが...
横光利一 「旅愁」
...人間喪失の憤りを伴う割り切れないおかしさともいえる感情だったが...
吉川英治 「私本太平記」
...おかしさを怺(こら)えるのに...
吉川英治 「新書太閤記」
...おかしさを感じてくるところであるが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...指先へブラ下がった小蟹を振り飛ばした様子のおかしさに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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