...萌黄(もえぎ)の唐草(からくさ)模様の大風呂敷(おおぶろしき)に包まれた蒲団(ふとん)といったようなものを...
徳田秋声 「仮装人物」
...いつも饒舌(じょうぜつ)な大風呂敷(おおぶろしき)を広げる古来名高い典型にたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...引幕を萌黄(もえぎ)の大風呂敷(おおぶろしき)に包んで背負って歩いた...
永井荷風 「梅雨晴」
...新聞屋の種取(たねと)りにと尋来(たずねきた)るに逢ひてもその身丈夫にて人の顔さへ見れば臆面(おくめん)なく大風呂敷(おおぶろしき)ひろぐる勇気あらば願うてもなき自慢話の相手たるべきに...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...細君は「手前味噌」の四字を「大風呂敷(おおぶろしき)」の四字に訂正するに過ぎなかった...
夏目漱石 「道草」
...真新らしい萌黄(もえぎ)から草(くさ)の大風呂敷包(おおぶろしきづつみ)がとどいたから...
長谷川時雨 「江木欣々女史」
...大風炉敷(おおぶろしき)を病人の頭から被(かぶ)せて置いて...
森鴎外 「カズイスチカ」
...一方にはそまつな大風呂敷(おおぶろしき)もあって...
柳田国男 「母の手毬歌」
...大風呂敷(おおぶろしき)というものであった...
柳田国男 「母の手毬歌」
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