...あの調子ではまた何かにぶつかって大事(おおごと)を惹(ひ)き起さねばよいが」駒井能登守はこういって米友の身の上を心配しながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...お大名のお部屋様を連れ出した奴があったんだそうでがすから」「そいつはなかなか大事(おおごと)だった……」「大事にもなんにも...
中里介山 「大菩薩峠」
...いかにも大事(おおごと)だ...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...これア何か大事件(おおごと)があったのだと思ったから...
久生十蘭 「魔都」
...大きな大事(おおごと)が...
火野葦平 「花と龍」
...大きな大事(おおごと)が起っちょるばい」そういって...
火野葦平 「花と龍」
...大事(おおごと)でなきゃ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「死の川」
...そうでないと大事(おおごと)になるから……それに早瀬の御主人もやはりそうらしいって...
室生犀星 「童子」
...もとはおおごといって大きな子...
柳田國男 「日本の伝説」
...これは大変(おおごと)が出来たと思うた時にはモウ横に寝ているやら...
夢野久作 「近世快人伝」
...全快(ような)ったらしい』『ウワア……それは大変事(おおごと)の出来(でけ)とる...
夢野久作 「近世快人伝」
...俺が懲役に行くだけじゃないか……おいツン州……大変事(おおごと)の出来たぞ』『……芽出度(めでた)い……』『殴(くら)わせるぞ畜生...
夢野久作 「近世快人伝」
...それは大椿事(おおごと)ですばい...
夢野久作 「近世快人伝」
...とうとう大椿事(おおごと)になりましてなあ――」とその時の有志の一人が語った...
夢野久作 「近世快人伝」
...御当家の内秘を探りにかかっております」「すりゃ大事(おおごと)...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...あのお公卿(くげ)様からまた殿様へでもしゃべられた日には大事(おおごと)ですからね」「そうじゃ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...大破綻(おおごと)になりますからな...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
...大事(おおごと)だ...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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