例文・使い方一覧でみる「おうぎ」の意味
スポンサーリンク...ほど遠からぬ水神へ……」扇子（おうぎ）をつかって... 
泉鏡花 「開扉一妖帖」
...が――右手に持った真白な鴕鳥（だちょう）の羽毛（はね）で作った大きな扇（おうぎ）がブルブルと顫（ふる）えながら...
海野十三 「恐怖の口笛」
...扇形（おうぎがた）をしたその半ぺらを持っている者があったら...
海野十三 「少年探偵長」
...今日もまた象牙骨の伊達扇（だておうぎ）を持って...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...お肚（なか）の中ではね……オホホホホホ」と妻は耳輪を重たげに檜扇（ひおうぎ）で口許を掩（おお）って...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...強（し）ひて罪を他に負はしむれば慶応義塾（けいおうぎじゅく）にて取寄する弁当の洋食にあてられしがためともいはんか...
永井荷風 「矢はずぐさ」
...張扇（はりおうぎ）でなく普通の白扇（はくせん）を斜（しゃ）に構えたところなんぞも...
中里介山 「大菩薩峠」
...九尾の狐の化けたのか何んか――」「冗談言っちゃいけませんそんな檜扇（ひおうぎ）で品をつくる代物じゃありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...檜（ひ）おうぎをかざしたとき...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...中匙で今の原料を掬（すく）って四つの扇形（おうぎなり）の仕切りへ一つずつ落して上からピタリと蓋をして強い火で二...
村井弦斎 「食道楽」
...船中眩暈嘔逆（おうぎやく）に而難儀之人も有之候様承及候...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...剣道の奥義（おうぎ）を会得するために念々修業しております...
山本周五郎 「似而非物語」
...或るとき奥義抄（おうぎしょう）という書物をみせて下すった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...新当流の奥儀（おうぎ）に達した者とかいう...
吉川英治 「剣の四君子」
...四大丈夫処世兮立功名（よにしょしてこうみょうをたつ）功名既立兮王業成（すでにたっておうぎょうなる）王業成兮四海清輝（なってしかいせいきす）四海清兮（きよくして）天下泰平天下泰平兮吾将酔（にしてわれまさによわんとす）吾将酔兮舞霜鉾（まさによわんとしてそうぼうをまわす）周瑜は剣を振ってかつ歌いかつ舞い...
吉川英治 「三国志」
...扇縄（おうぎなわ）の水の手へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...そして香羅（こうら）の手（ハンケチ）を襟に巻き帯には伊達な挿（さ）し扇（おうぎ）...
吉川英治 「新・水滸伝」
...覚快法親王（かくかいほうしんのう）より三昧（さんまい）の奥儀（おうぎ）をうけて...
吉川英治 「親鸞」
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