...愛媛々(あいえんえん)...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...あるいはまた名高い給孤独長者(きゅうこどくちょうじゃ)も祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)を造るために祇陀童子(ぎだどうじ)の園苑(えんえん)を買った時には黄金(おうごん)を地に布(し)いたと言うことだけである...
芥川龍之介 「尼提」
...待てッ」えんえんともえあがる猛火(もうか)に...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...遂に信仰の火これに移りて霊界の煌火(こうか)焔々(えんえん)として昇り...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...あるいは現在のにらみ合いの状態がまだえんえんと続くか...
梅崎春生 「ボロ家の春秋」
...えんえんと火が上(あが)って来たと話した人があります...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...蜿蜒(えんえん)とつづいてる険しい小山を...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...蜿蜒(えんえん)として小仏へ走る一線と...
中里介山 「大菩薩峠」
...それが蜿蜒(えんえん)とした海岸のかなたまで...
本庄陸男 「石狩川」
...絶えずえんえんと焔を吐く太陽に向って私は...
宮本百合子 「大いなるもの」
...蜿蜒(えんえん)の遊楽行は...
吉川英治 「大岡越前」
...蜿蜒(えんえん)たる寨柵(さいさく)を結いまわし...
吉川英治 「三国志」
...この蜿蜒(えんえん)たる輜重(しちょう)の行軍は...
吉川英治 「三国志」
...濁流満々ながら対岸にいたるまで堅固な舟橋がえんえんとなお無事に架(か)かっていたので...
吉川英治 「私本太平記」
...西洞院(にしのとういん)綾(あや)ノ小路(こうじ)の職屋敷の門からえんえんと出て行った...
吉川英治 「私本太平記」
...蜿蜒(えんえん)とつづく二万何千騎の中軍からでは...
吉川英治 「新書太閤記」
...硝煙は蜿蜒(えんえん)たる柵(さく)をつつみ...
吉川英治 「新書太閤記」
...蜿蜒(えんえん)二里余...
吉川英治 「新書太閤記」
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