...殊に少年や少女などに画本(えほん)や玩具(がんぐ)を与える傍ら...
芥川龍之介 「少年」
...僕はこの「お市さん」にいろいろの画本(えほん)や玩具(おもちゃ)などを貰(もら)った...
芥川龍之介 「追憶」
...けれどもそれさえほんの一二年で...
芥川龍之介 「妖婆」
...上本町(うえほんまち)九丁目の本家から...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「絵本西遊記(えほんさいゆうき)」を読んだのもそのころであったが...
寺田寅彦 「読書の今昔」
...角谷は自分の巾着から女児に鼠(ねずみ)の画本(えほん)など買って来た...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...「ええほんとに、」と彼女は言った、「私はたいへん幸福です...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その師歌川豊国(うたがわとよくに)が『絵本太閤記(えほんたいこうき)』の挿絵の事よりして喜多川歌麿(きたがわうたまろ)と同じく入牢(じゅろう)に及ぼうとした当時の恐しいはなしをし出した...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...実は貸本の『絵本太閤記(えほんたいこうき)』から思い付いたことで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...アンチーブまで蹤けたと思っているそれさえほんとうに...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...僕の持っていた絵本(えほん)の絵(え)を土台(どだい)にしてお話(はなし)をしてくれたものだ...
アナトール・フランス 岸田國士訳 「母の話」
...そんなお前」「いえほんとです...
正岡容 「寄席」
...「ええほんとに見かけ倒しなんですよ...
水上滝太郎 「果樹」
...おまけに一体それさえほんとうに見ているのかただ眼がそっちへ向いてるように見えるのか少しもわからないのでしょう...
宮沢賢治 「黄いろのトマト」
...「ええほんとにそうね...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...嘘じゃあねえほんとにそうとしかみえねえんだよ」おとよとかかわりのあった男たちにきいてみると...
山本周五郎 「さぶ」
...冗談じゃねえほんとだ...
山本周五郎 「ちゃん」
...おめえほんとに遊女になる覚悟か」「遊女になるのに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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