...何だべえせえ...
石川啄木 「赤痢」
...之を捉へむとしてえせず...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...と低く呟(つぶや)きつづけるばかりで私の顔を見ようとさえせぬ故...
太宰治 「HUMAN LOST」
...花をかえせ! (私は...
太宰治 「HUMAN LOST」
...狡猾(こうかつ)なる似而非(えせ)予言者らは巧みにこの定型を応用する事を知っている...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...風船で空から風を持って来る工夫なんぞは妙じゃあげえせんか」「あれは魔法手品の出来そこないだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...似而非(えせ)の駄文学(だぶんがく)にすぎないのだ...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...それほどでもげえせん...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...太平洋の海底測量の為(た)めに小帆前船(しょうほまえせん)ヘネモコパラ号に乗(のっ)て航海中...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...あとでとりかえせばいい...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...似而非(えせ)神職の説教などに待つことにあらず...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...そんないろんなことから思いかえせば...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この「日本製」似而非(えせ)ニヒリズムとの距離は...
三好十郎 「恐怖の季節」
...常は見ばえせざりし姫なれど...
森鴎外 「文づかい」
...いらえせずなりぬ...
森鴎外 「みちの記」
...かえせ梅雪! かえせ梅雪!」と呼(よ)ばわりながら...
吉川英治 「神州天馬侠」
...偽似(えせ)君子でなければ...
吉川英治 「天皇と競馬」
...さも何かありそうに見せかける坊主常習の似非(えせ)のことばなのだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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