...餌食(えじき)を覗う蜘蛛(くも)のように...
芥川龍之介 「邪宗門」
...餌食(えじき)を争っているさまが見えた...
芥川龍之介 「偸盗」
...」「鴉(からす)の餌食(えじき)にするのも...
芥川龍之介 「偸盗」
...一つ餌食(えじき)を狙(ねら)って...
芥川龍之介 「杜子春」
...ワシのえじき石の壁の長い廊下をいくつもまがって...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...いつ独軍の大空襲の餌食(えじき)になるかも知れない形勢になったについては...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何者の餌食(えじき)と彼はなっていたのか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼らを共通な敵の餌食(えじき)としてしまう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...みな多少とも政治や思想の山師どもの餌食(えじき)となってはしないでしょうか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...ただ二口の餌食(えじき)に過ぎないということを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...みすみす三十何人の乗合が残らず鱶(ふか)の餌食(えじき)になってしまうのだ...
中里介山 「大菩薩峠」
...五百キロ爆弾の餌食(えじき)になるのではないだろうか? それとも...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...超人的な諜報部員ムーアの餌食(えじき)になってしまった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...アザラシのえじきになったものもあります...
セルマ・ラーゲルレーヴ Selma Lagerlof 矢崎源九郎訳 「ニールスのふしぎな旅」
...ぶちのめして山犬の餌食(えじき)にしろ」こう喚いたと思うと...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...死骸を熊か鷲の餌食(えじき)にするつもりで...
夢野久作 「キチガイ地獄」
...虎か大蛇(おろち)の餌食(えじき)にされちまうぜ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...魯提轄(ろていかつ)と街に会うこと彼らの仲間うちでも“虎は平伏した餌食(えじき)は食わぬ”という諺(ことわざ)を知っている...
吉川英治 「新・水滸伝」
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