...(黄泉(よみ)の使に)女こそ男の餌食(えじき)です...
芥川龍之介 「二人小町」
...この機関砲の餌食(えじき)となって...
海野十三 「空襲警報」
...地下四五百メートルにまで達する深度爆弾(しんどばくだん)の餌食(えじき)になるのを待っていられないため...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...いまに海坊主のえじきになるだろう!」なにかこう...
海野十三 「太平洋魔城」
...何者の餌食(えじき)と彼はなっていたのか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それでもやはり餌食(えじき)にあこがれている...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女の餌食(えじき)ではないということや...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...餌食(えじき)を求めている爪をそなえた長い腕のようだった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...餌食(えじき)に再会した虎(とら)とである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...旧約全書を研究して見ますといわゆるハンギングなる語は罪人の死体を釣るして野獣または肉食鳥の餌食(えじき)とする意義と認められます...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...五百キロ爆弾の餌食(えじき)になるのではないだろうか? それとも...
平田晋策 「昭和遊撃隊」
...平生の志の百分の一も仕遂(しと)げる事が出来ずに空しく壇(だん)の浦(うら)のほとりに水葬せられて平家蟹(へいけがに)の餌食(えじき)となるのだと思うと如何にも残念でたまらぬ...
正岡子規 「病」
...まるで一疋(ぴき)の餌食(えじき)を奪いあう狼(おおかみ)の群れのようだ...
山本周五郎 「さぶ」
...ぶちのめして山犬の餌食(えじき)にしろ」こう喚いたと思うと...
山本周五郎 「雪の上の霜」
...おのれも鴉(からす)の餌食(えじき)だぞ」「なにを...
吉川英治 「江戸三国志」
...山椒(さんしょう)の魚の餌食(えじき)になっているだろう」「この土蜘蛛(つちぐも)……」伊那丸は...
吉川英治 「神州天馬侠」
...虎の餌食(えじき)にされかけたり...
吉川英治 「新・水滸伝」
...烏や獣(けもの)の餌食(えじき)になろうとも...
吉川英治 「宮本武蔵」
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