例文・使い方一覧でみる「うわ言」の意味
スポンサーリンク...やっとこさでじぶんの部屋（へや）におちついたとき、ホール夫人（ふじん）は、うわ言のように、「ゆうれいだわ、きっとそうだ... 
ハーバート・ジョージ・ウエルズ 海野十三訳 「透明人間」
...うわ言のように呟くのだった...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...また恢復の病的な状態なそして時折うわ言を伴う怪異な夢等について話した...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...ベッドの上のうわ言にも手を戟（ほこ）にして敵艦をののしり分隊長と叫びては医員を驚かししが...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...うわ言（こと）をいつたり夢（ゆめ）を見（み）たり...
一葉女史 「ゆく雲」
...うわ言だ――そのうわ言が...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...うわ言をいうようになりました...
ルイザ・メイ・オルコット L. M. Alcott 水谷まさる訳 「若草物語」
...周防の本心ではなくうわ言にすぎない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「――毎晩のように幸さんってうわ言を云ってたのよ...
山本周五郎 「柳橋物語」
...召捕ってみろ、町奉行越前の旧悪も、白洲でしゃべりたててやるから」かれは、うわ言のように、罵り罵り逃げまわっていたが、「その亀次郎、御用」と、隣家へ塀越しに逃げようとしたところを、小林勘蔵の手で、組み捕られた...
吉川英治 「大岡越前」
...華陀がくればこんな瘡（きず）はなおる」うわ言のように...
吉川英治 「三国志」
...うわ言にまで御名を呼んでおられまする」周善のことばを聞くと...
吉川英治 「三国志」
...自分の力だめしに彫ってみたい」うわ言（ごと）に似たつぶやきと共に歩きだしてもいるのである...
吉川英治 「私本太平記」
...……実は、あの老母が、幼少から慈（いつくし）んでいた末娘が、近頃病（やまい）のため、母のことのみ申し、うわ言にも、母よ母よと恋い、起きても、会いたや、一ト目会いたやと、泣き慕（しと）うてやまぬのでおざる」「ほ...
吉川英治 「新書太閤記」
...変なうわ言ばかりを洩らすのであった...
吉川英治 「親鸞」
...死がそこに見えている」うわ言のようにいって...
吉川英治 「親鸞」
...そしてうわ言（ごと）のように...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...まだうわ言の続きのように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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