...しかしうわべでは...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...わたしは一生涯うわべだけの妻で結構ですから姉さんを仕合わせにして上げて下さいとそういって泣くのでござりました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...うわべはいかにもやんちゃ装うて...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...表面(うわべ)にあらわれたことだけで世の中は簡単に解釈されていく...
田山花袋 「田舎教師」
...自分の懦弱さや精神(モラル)の貧窮を押し匿し表面(うわべ)を繕いたいばかりにね...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...表面(うわべ)ばかりの悲嘆や……厭(いや)ですわ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...そして表面(うわべ)だけやさしくしながら...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...うわべはのろのろ歩いている牝牛を追いたてるためであったが...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...何とうわべばかりの人間がうろうろしている事よ!肺病は馬の糞汁(ふんじゅう)を呑むとなおるって辛い辛い男に呑ませるのは心中ってどんなものだろう金だ金だ金が必要なのだ!金は天下のまわりものだって云うけど私は働いても働いてもまわってこない...
林芙美子 「新版 放浪記」
...彼は他の人々と自分との間にうわべの人の好さ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...そして彼のニュシンゲン夫人に対するうわべの情熱は彼の無意識に行う悪しき思考への解毒剤であると考えた...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...きっとこの男のうわべは紳士です」テンプルが小声で言った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...うわべは素直らしく柔順には見えながら...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...うわべは君子の如く装って内に悪逆を企(たくら)む不逞(ふてい)な人物...
吉川英治 「三国志」
...けれどもうわべはどこまでもぼんやりに見せて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...うわべは怖れた顔していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...水のうわべのみを見...
吉川英治 「新書太閤記」
...世は定まったようにうわべは見ゆるが...
吉川英治 「親鸞」
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