...葉子はよくどこかでうろ覚えにしたクレオパトラの插話(そうわ)を思い出していた...
有島武郎 「或る女」
...うろ覚えの裏通りへ入って行った...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...ほんのうろ覚えではっきりは覚えていない...
大杉栄 「獄中記」
...うろ覚えの信仰箇条を読みあげた...
薄田泣菫 「茶話」
...うろ覚えの新知識を...
太宰治 「思案の敗北」
...うろ覚えの南部ヘレス産の黄葡萄酒・北部リオハ産の赤葡萄酒なんかと...
谷譲次 「踊る地平線」
...うろ覚えの四十年輩の男から酌をしはじめ...
徳田秋声 「縮図」
...うろ覚えにしておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...韻脚(いんきゃく)もうろ覚えにしか覚えていないものが何を苦しんで...
夏目漱石 「思い出す事など」
...――うろ覚えに私も覚えて居ります...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...それをいつか自分でもうろ覚えに覚えているような気もちになっていたと見える...
堀辰雄 「幼年時代」
...二つばかりうろ覚えのお伽噺をして聞かせた...
牧野信一 「鏡地獄」
...いへば去年の春は何処の宿で送つたかもうろ覚えであるかのやうな慌しさで...
牧野信一 「山の見える窓にて」
...何処で降りたかもうろ覚えであつたが...
牧野信一 「露路の友」
...うろ覚えに近いうさん臭い眼つきにすぎなかつた...
室生犀星 「鉄の死」
...うろ覚えだからね」玄一郎はこう云って笛をしまいにかかった...
山本周五郎 「いさましい話」
...幼時のうろ覚えには...
吉川英治 「私本太平記」
...――志賀寺の上人(しょうにん)は、手に一尋(ひとひろ)の杖をたずさえ、眉に八字の霜を垂れ、湖水の波に水想観(すいそうかん)を念じたもうに、折りふし、京極の御息女所(みやすどころ)、志賀の花園の帰るさを、上人ちらと見そめ給い、妄想起りて、多年の行徳も潰(つい)え、火宅の執念に一切を喪(うしな)い給う……「少し忘れたな」武蔵はそう思いながらまた、うろ覚えのまま、――柴の庵(いおい)に立ちかえり、本尊仏にむかい奉るといえども、観念の床(ゆか)には妄想の化(け)の立(たち)そい、称名のおん声だに、煩悩(ぼんのう)の息とのみ聞えたもう...
吉川英治 「宮本武蔵」
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