...二人は今さらにうろたえる...
伊藤左千夫 「春の潮」
...ただうろたえるばかりです...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...ひどくうろたえる)汽車が……その...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...猫がいよいようろたえる...
中里介山 「大菩薩峠」
...かくうろたえるのがあたりまえで...
中里介山 「大菩薩峠」
...うろたえる心を抑(おさ)えることができないほどです...
中里介山 「大菩薩峠」
...これで御用は、もう、おすみですか、そんならば、わたくしはこの辺で……」「待て、待て、うろたえるな...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...うろたえるのは相手が誰だか知らないためだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...うろたえるな!」通胤は身をふるわせながら居竦(いすく)んでいたが...
山本周五郎 「城を守る者」
...私などがうろたえるまでもなく...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...老ゆればとて黒田宗円、やわか、この家門の滅亡を坐して視(み)るべき」と、二十年前の壮気を身に呼び回(かえ)して、悲報(ひほう)に沈む家中の者を、巌のごとく睨(ね)めまわして、騒ぐな、うろたえるな、悲観するな、姫路にはなおわしがいるぞと、朝に夕に力づけていたのだった...
吉川英治 「黒田如水」
...……」城兵はうろたえるというよりは...
吉川英治 「三国志」
...けっしてうろたえるような男ではない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...驚きうろたえるあいだに...
吉川英治 「神州天馬侠」
...それにうろたえる人々の眸(ひとみ)を見まわした...
吉川英治 「新書太閤記」
...生かしてはおけん!」「うろたえるな...
吉川英治 「親鸞」
...うろたえるところであろうに...
吉川英治 「随筆 新平家」
...介三郎はうろたえるお次より先に...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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