...起(た)ってうろうろする...
伊藤左千夫 「春の潮」
...裏の井戸端(いどばた)で誰を待つやらうろうろする女中もない...
太宰治 「新釈諸国噺」
...変な浪人がうろうろするし――」大家は...
直木三十五 「南国太平記」
...徒(いたず)らにうろうろするだけで...
中里介山 「大菩薩峠」
...金は?」まだうろうろする唐崎荘之介...
野村胡堂 「水中の宮殿」
...その辺にうろうろする女中...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今頃此の山にうろうろするのは怪しい奴ッ...
野村胡堂 「天保の飛行術」
......
萩原朔太郎 「蝶を夢む」
...きめかねてうろうろするのはなおいけないことです...
羽仁もと子 「おさなごを発見せよ」
...……なんでこんなところをうろうろする」と叱した...
久生十蘭 「魔都」
...うろうろする時の間の悪さを感じてゐた宇津は...
北條民雄 「間木老人」
...気の毒なほどうろうろするのがみえた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...ただうろうろするだけだと思うが...
横光利一 「旅愁」
...地方から東京へ初めて出た人が須田町の踏切でうろうろするのは巴里(パリイ)に比べると未(ま)だ余程(よほど)呑気(のんき)である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...ユウユウと云ふ流行唄(はやりうた)の二つの間投詞を取つて名づけた二匹の小犬が居て食卓の下で我我(われわれ)の足に突当り乍(なが)らうろうろする...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...うろうろするんだ...
吉川英治 「大岡越前」
...あんなに泣いてうろうろすることはないじゃないか」「そんなに私...
吉川英治 「宮本武蔵」
...彼女はうろうろするよりほかなかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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