...藤岡蔵六(ふじおかぞうろく)が遊びに来た...
芥川龍之介 「田端日記」
...昨日東京を立つ時に買つた講談玉菊燈籠(たまぎくどうろう)を少し読んだ...
芥川龍之介 「槍ヶ嶽紀行」
...震動(しんどう)の最(もつと)も強(つよ)かつたのは最初(さいしよ)から十六七秒目(じゆうろくしちびようめ)であつて...
今村明恒 「地震の話」
...居候(いそうろう)といった恰好で...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...広い廊下の右や左をうろうろ眺めながら...
大杉栄 「日本脱出記」
...こうろうの花のえん...
太宰治 「春の枯葉」
...円朝の怪談で有名な彼(か)の『牡丹燈籠(ぼたんどうろう)』は『剪燈新話』の中の『牡丹燈記』から出たもので...
田中貢太郎 「怪譚小説の話」
...三日もかゝつてうろ/\しながら...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...通りの向かい側をうろつき...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...実は小生去冬(きょとう)風労(ふうろう)に悩みそれより滅切(めっき)り年を取り万事甚(はなはだ)懶(ものう)く去年彩牋堂竣成(しゅんせい)祝宴の折御話有之候薗八節(そのはちぶし)新曲の文章も今以てそのまゝ筆つくること能(あた)はず折角の御厚意無に致(いたし)候不才の罪御詫(おわび)の致方(いたしかた)も無御座(ござなく)候...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...彼はこの寺の境内をうろつき歩いてみる気になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ただ朦朧(もうろう)たる頭脳から好い加減に流れ出す言語と見れば差(さ)し支(つか)えない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...其頃流行つた瓦(かはら)町の焙烙(はうろく)地藏樣の門前...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...うろこをガラスのようにかたくしていました...
林芙美子 「お父さん」
...山もゆるがす勝鬨(かちどき)をあげながら蜀兵はうろたえ惑う統軍へ喚(おめ)きかかった...
吉川英治 「三国志」
...小禄(しょうろく)の士をしてすら...
吉川英治 「新書太閤記」
...凌雲(りょううん)の気 堂々の男誰とかなす押牢(おうろう)の蔡福(さいふく)なれ青鸞(せいらん)の帯無角(むかく)の頭巾(ずきん)歩むところ 草木おののき声きけば哭(な)く子もやむ名(つ)けたりな そのアダ名も鉄臂膊(てっぴはく)とはこれは兄の方だが...
吉川英治 「新・水滸伝」
...うろたえた城太郎は...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??