...まわり燈籠(どうろう)のように僕の心の目にかわるがわる映って来るのである...
岩野泡鳴 「耽溺」
...朦朧(もうろう)たる酔眼(すいがん)の色をかえもせず...
海野十三 「心臓盗難」
...そればかりは遠慮します」「なにをうろたえとるか...
海野十三 「毒瓦斯発明官」
...ある人物の拇指紋(ぼしもん)が封蝋(ふうろう)の上に残っていたのを利用して...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...麹町の方も番地がうろ覺えなので...
高濱虚子 「俳諧師」
...あちこちうろついて...
太宰治 「誰」
...頭(かしら)に二つの牡丹の花の飾(かざり)をした燈籠(とうろう)を持たして怪しい女が出て来たが...
田中貢太郎 「牡丹燈籠 牡丹燈記」
...方々のキャフェで西班牙酒(モンテリア)をあおってる彼らの影絵(シルエット)がもうろうと揺れ動いている...
谷譲次 「踊る地平線」
...人々はクリストフを嘲弄(ちょうろう)する機会を得たのでうれしがった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...担架」と叫んでうろうろする学生...
永井隆 「長崎の鐘」
...机の上に岩波文庫の『島津斉彬言行録(しまづなりあきらげんこうろく)』が載っている...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
...こんな顔でよくまあ人で候(そうろう)と反(そ)りかえって今日(こんにち)まで暮らされたものだと気がつくにきまっている...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...うろたえた場面を見せまいとしたのであろう...
モーリス・ルブラン Maurice Leblanc 婦人文化研究会訳 「探偵小説アルセーヌ・ルパン」
...「危ねい! 往来の真ン中を彷徨(うろうろ)してやがって……」とせいせい息を逸(はず)ませながら立止って怒鳴り付けたのは...
二葉亭四迷 「平凡」
...そして ものおきごやに かけこんで じょうろのなかに とびこみました...
ベアトリクス・ポッター Beatrix Potter おおくぼゆう やく 「あなうさピーターのはなし」
...柱廊(ちゅうろう)の大広間には彫刻や絵が飾られ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...どんな奴がうろついているやもしれん」こう言い捨てて...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「煉獄」
...御意(ぎょい)とあれば」「なんで否(いな)やの――」「候(そうろ)うべき――」田之助芝居の...
吉川英治 「松のや露八」
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