...さもうれしげにさけびました...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...うれしげに何やら唱歌らしきもの歌ふ聲...
大町桂月 「風船玉」
...さもうれしげにうなづくと見えしが烟(けふ)りのごとく消(きえ)うせ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...去年初雪より以来(このかた)二百日あまり黒闇(まつくら)の水のなかにありし金魚(きんぎよ)緋鯉(ひこひ)なんどうれしげに浮泳(うかみおよぐ)も言(ものいはゞ)やれ/\うれしやといふべし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...飯を握(にぎ)りて二ツ三ツあたへければうれしげに持さりけり...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...実に自分ながら不思議ですよ」女はいとゞうれしげに「たとひうそでも其お言葉は忘れません」「うそかまことか今に屹度しれますよ……お兄様も今頃は熱海へおつきでせうが...
田澤稲舟 「五大堂」
...うれしげに帰つてゆく...
種田山頭火 「行乞記」
...うれしげに僕を迎えた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...本当にお久しぶりでございますねエ」と幾はうれしげに浪子の横顔をのぞく...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...彼女は心からうれしげに笑い...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフはその様子をうれしげにながめた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...うれしげにふり向いた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...川の水はうれしげに海にむかつて走つた...
原民喜 「鎮魂歌」
...妻はうれしげにしげしげ眺めていたが...
原民喜 「忘れがたみ」
...正太うれしげに見送つて美くしと思ひぬ...
樋口一葉 「たけくらべ」
...「うれしげに、今日は餅(もち)まきがあるといよ、と、子供らは云うまでもない、われわれの家内や老人どもも、まるで童児のようにそわそわしてやって参ったのでございますよ、みんな連れ立って、ほこらしげに街を歩きながら、われの夫やわれの父親や、または伜(せがれ)と云われるものが、ごらんなさい、これこの通り、やれば何でも出来るのだ、と、うちそろって見にまいったのです、建前のお祝いにあやかりたくもありましょう、変った時世をこうして生きぬくという力も見たいのでありましょう――ご家老さま、今日の日を今日の日らしくと仰せられたあなたのお指図によって、拙者は、いや、身どもは――わたくしは、ねずみのような忙しい思いをさせられました、それだのに、あなたはまた、こんなところに隠れていなさる――探しましたよ、ご家老?」松岡長吉は咽喉をつまらせて笑った...
本庄陸男 「石狩川」
...そこにうれしげにだんらんしながらがやがやさわいでいる...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...あんたも広島かね?」とさもうれしげに中年の巡査はいい...
山川方夫 「演技の果て」
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