...人をうらやむ心が起こると自分が悲しくなるのです...
伊藤左千夫 「廃める」
...兄をうらやむには及びませんわ...
田澤稲舟 「五大堂」
...人間の私は虫のお前をうらやむよ...
種田山頭火 「其中日記」
...またきっとうらやむべく頭の悪い立派な科学者であろう...
寺田寅彦 「科学者とあたま」
...これはある意味でうらやむべき事でなければならない...
寺田寅彦 「柿の種」
...少なくもそういう人間を産み出しうる国民性はうらやむべきであるかもしれない...
寺田寅彦 「自由画稿」
...……なるほどみごとな勝利だろうさ! だれがそんな勝利者をうらやむものか...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼女の金髪と白い歯をうらやむ者も一人ならずいた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かえって田沢錦子をうらやむかもしれない...
長谷川時雨 「田沢稲船」
...現在のKの状態はけっしてうらやむにたるものではなくて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...君がなぜ私のことをうらやむのか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...国君・官吏の給料多しとてこれをうらやむべからず...
福沢諭吉 「中津留別の書」
...人もうらやむほどだ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...実際、人間世界の美女でもその肌なら、うらやむだろう...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...それはわたしがうらやむのは...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...挙頭空羨榜中名(かうべをあげてむなしくばうちゆうのなをうらやむ)...
森鴎外 「魚玄機」
...仍羨世人欽(なほうらやむよのひとのあふぐを)...
森鴎外 「魚玄機」
...うらやむに足りません」「ははあ...
吉川英治 「三国志」
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