...すべてはただ人肉のうめきと...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...棄てられし負傷(ておひ)の兵の息絶ゆる終(つひ)の呻吟(うめき)か...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...うめき声が聞こえました...
江戸川乱歩 「おれは二十面相だ」
...さもくやしそうにうめきました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...はてなき呻(うめき)ひき起す...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そこに魂のうめきを立てていらっしゃるのは...
中里介山 「大菩薩峠」
...物をも食はずにうめき續け...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それから昏睡(こんすい)状態とうめき声がつづいた...
原民喜 「美しき死の岸に」
...それからもっともっと堪えてゆけよ、フラフラの病いに、飢えのうめきに、魔のごとく忍びよる霧に、涙をそそのかすすべての優しげな予感に、すべての還って来ない幻たちに……...
原民喜 「鎮魂歌」
...ビアンションを探しに行ってくれ」老人のうめき声と叫び声の異常さに驚いてウージェーヌが叫んだ...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...共犯一号がブツブツうめきながら...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「悪の帝王」
...定かならぬうめきが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...もはや、うめきも、ブツブツと、血が湧く音にまぎれてしまった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...うめき立てている...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...負傷者のうめき声でいっぱいになった...
吉川英治 「新書太閤記」
...大臣」開け放されてある妻戸のひとつから入って、奥まった一間のうちへ、こう呼ぶと、うめきが聞え、そして、誰じゃ? ……と、恐々(こわごわ)いう声がする...
吉川英治 「平の将門」
...埋木(うめき)の口が落ちた途端には...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...汽関車のうめきが次第に烈しくなつて...
若山牧水 「渓をおもふ」
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