...唐皮(からかは)の花の間(あひだ)に止まれる鸚鵡(あうむ)...
芥川龍之介 「長崎小品」
...ええままよ! 御勘気をこうむらばこうむれ...
伊丹万作 「余裕のことなど」
...この文学会は後には次第に有象無象(うぞうむぞう)を狩集めて結局文人特有の放肆(ほうし)乱脈に堕して二...
内田魯庵 「美妙斎美妙」
...鸚鵡返(おうむがえ)しに言った...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...」「うむ...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...南北朝以来戦乱永く相つぎ人心諸行無常(しょぎょうむじょう)を観ずる事従つて深かりしがその厭世(えんせい)思想は漸次時代の修養を経てまづ洒脱(しゃだつ)となり次(つい)で滑稽諧謔に慰安を求めんとするに至れり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「うむ」と卯平(うへい)は不器用(ぶきよう)に風呂敷(ふろしき)を出(だ)してさうしておつぎの後(うしろ)からおつたの側(そば)へのつそりと來(き)て立(た)つた...
長塚節 「土」
...虎なり虎なり午後なり廣告風船(ばるうむ)は高く揚りて薄暮に迫る都會の空高層建築の上に遠く坐りて汝は旗の如くに飢ゑたるかな...
萩原朔太郎 「氷島」
...「病気?」とかれはおうむがえしに言った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...するとその時、取りまいた群集の中から、「うむ、面白いな...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...勝介 そうさねえ、うむ、そりゃ、この辺の高原地はやりようで麦やジャガイモや、それから酪農、まあ北海道へんのような農業には向くかもしれん...
三好十郎 「樹氷」
...用向(ようむき)は一大事があつて吉見九郎右衛門の訴状(そじやう)を持参したのを...
森鴎外 「大塩平八郎」
...ほうむりの式の済んだ夜...
山本周五郎 「日本婦道記」
...ハッキリとわかりまする」「うむ...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...鼻寺の方へ行かなけりゃなりません」「うむ...
吉川英治 「江戸三国志」
...ううむ、これは紛(まぎ)れもない登州の官印、また、告訴状もそれらしいが」「はや言いぬけもあるまいがな...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そう手間はとりません」「そうか」「ですが――だいぶ時刻が遅れたようでございますが」「うむ」「辰の刻は...
吉川英治 「宮本武蔵」
...融通無礙(ゆうずうむげ)なる生きた真理に面接するのである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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