...おかげであの人の食事はうま味を失うでしょう...
石原純 「アインシュタイン教授をわが国に迎えて」
...うま味が少しだけになってしまうわけだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 海野十三訳 「まだらのひも」
...気安さと奇異なうま味がある...
中勘助 「独り碁」
...奥女中は奥女中らしい気品とうま味が出ないものかなあと...
中里介山 「大菩薩峠」
...枇杷のうま味は直にわかる...
長塚節 「旅行に就いて」
...なんともいへないうま味を感じる...
長谷川時雨 「八歳の時の憤激」
...こちらでそれを支配してゆく感情のたちというものはうま味があって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...人間にうま味もユーモアもついて来るのでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すでに学問のこういう部分*のうま味を味わわれただけでなく・文学の血筋をもうけ継いでおられる・あなたは(まったくご主人伯爵殿とあなたの御本家であるフォワ伯爵家の御先祖たちの書かれたものは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...殊に豆の本当のうま味がわかるような気がして...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...そのうえに自治制の本当のうま味がわかって...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...自治制のうま味をタップリ含んだ「復旧」...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...市長に自治制のうま味を知っている市長が居れば...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...この自治制のうま味を占めた市会議員連は...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...その自治制の欠点(うま味)を最も多量に持っているのが東京市なので...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...甚だうま味のあることだと...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼に仕える人物が長く彼を離れないでいる一つの理由というよりはうま味というものであったろう...
吉川英治 「三国志」
...その解(ほぐ)れないところにうま味があるんだけれど」「そのうちに伺います」「もう手遅(ておく)れだあね...
吉川英治 「春の雁」
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