...試みに口に持って行ってみると米の持つうまみはすっかり奪われていて...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...ひろい道路を馬道(うまみち)の方へかけていく...
海野十三 「金属人間」
...習った形以外のうまみを見せるということがなかった...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鷺娘」
...うまみで持つてゐる清元を...
薄田泣菫 「茶話」
...………」と喋り出す舌先の旨味(うまみ)...
谷崎潤一郎 「幇間」
...命そのものとさえいえるくらい深刻無味のうまみだ...
中勘助 「胆石」
...道哲(どうてつ)の寺のあるあたりから田町(たまち)へ下りて馬道(うまみち)へつづく大通である...
永井荷風 「里の今昔」
...二番目に行方不明になったのは馬道(うまみち)の名医...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...馬道(うまみち)の糸屋...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...昔の経験で稼ぎのうまみも知っている...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「本命馬」
...うまみからいふと小い者の方が何でもうまい...
正岡子規 「墨汁一滴」
...日本は島国だけに何もかも小さく出来て居る代りにいはゆる小味などいふうまみがある...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「末枯」のうまみのわからない人間が多いならば...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...「末枯」のうまみを細かく味はつてゐるときりが無い...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...吉原通いの馬道(うまみち)などは毎晩物凄いくらい...
山本笑月 「明治世相百話」
...浅草馬道(うまみち)の井城抱斎先生は早くも洋式に転向してなかなかの流行...
山本笑月 「明治世相百話」
...馬道(うまみち)あたりの俥屋が...
夢野久作 「暗黒公使」
...酒の甘味(うまみ)に気をとられていて...
吉川英治 「江戸三国志」
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