例文・使い方一覧でみる「うぶげ」の意味

...禿頭に産毛（うぶげ）が生えた樣な此舊城の變方などは... 禿頭に産毛が生えた樣な此舊城の變方などはの読み方
石川啄木「葬列」

...カサコソと捲きおこる秋風が呉子さんの襟脚（えりあし）にナヨナヨと生え並ぶ生毛（うぶげ）を吹き倒しても... カサコソと捲きおこる秋風が呉子さんの襟脚にナヨナヨと生え並ぶ生毛を吹き倒してもの読み方
海野十三「振動魔」

...グロキシニヤのうぶげのなかにからまる夢のやうなあなたのこゑも...
大手拓次「藍色の蟇」

...短かい靴下（ソックス）を穿（は）いていたあなたの脚に生毛（うぶげ）がいっぱいに生えているのがみえました... 短かい靴下を穿いていたあなたの脚に生毛がいっぱいに生えているのがみえましたの読み方
田中英光「オリンポスの果実」

...陽に光る新鮮な産毛（うぶげ）を発見するに終つた... 陽に光る新鮮な産毛を発見するに終つたの読み方
富永太郎「断片」

...唇（くちびる）のあたりには産毛（うぶげ）の影が見えていた... 唇のあたりには産毛の影が見えていたの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...もち上がった唇（くちびる）の細かい産毛（うぶげ）などを... もち上がった唇の細かい産毛などをの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...殆んど皮膚と地並な白い産毛（うぶげ）に包まれて... 殆んど皮膚と地並な白い産毛に包まれての読み方
豊島与志雄「人の国」

...今では萬兩分限（まんりやうぶげん）の一人として... 今では萬兩分限の一人としての読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...頸（くびすじ）から背中の生毛（うぶげ）が金色に覗（のぞ）かれた... 頸から背中の生毛が金色に覗かれたの読み方
長谷川時雨「田沢稲船」

...お腹の上のうぶげよ... お腹の上のうぶげよの読み方
バルザック　Honore de Balzac 中島英之訳「ゴリオ爺さん」

...頬や襟あしに生毛（うぶげ）をモジャモジャさせながら... 頬や襟あしに生毛をモジャモジャさせながらの読み方
久生十蘭「キャラコさん」

...生毛（うぶげ）が行燈の光を吸って... 生毛が行燈の光を吸っての読み方
山本周五郎「赤ひげ診療譚」

...雛（ひな）の初毛（うぶげ）はみすぼらし... 雛の初毛はみすぼらしの読み方
與謝野晶子「晶子詩篇全集」

...その初毛（うぶげ）のやうな... その初毛のやうなの読み方
與謝野寛・與謝野晶子「満蒙遊記」

...もう生（は）え際（ぎわ）の金色な毳毛（うぶげ）が... もう生え際の金色な毳毛がの読み方
蘭郁二郎「足の裏」

...肌の生毛（うぶげ）が... 肌の生毛がの読み方
ルナール　Jules Renard 岸田国士訳「博物誌」

...皮が生毛（うぶげ）の下で薔薇色（ばらいろ）を残している... 皮が生毛の下で薔薇色を残しているの読み方
ルナアル　Jules Renard 岸田国士訳「ぶどう畑のぶどう作り」

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