...局票は洋紙にうねうねと...
芥川龍之介 「上海游記」
...あなはうねうねまがりながら...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...疑いもなく箱根山の一団がうねうねと横たわっていた...
大阪圭吉 「闖入者」
...なんといふことなしにあたりのものが うねうねとした宵でした...
大手拓次 「藍色の蟇」
...赤い甍から椎(しい)の並木がうねうねと南へ伸びている...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...うねうねと、石垣に沿うた山道を、北野村へ登り始めたのです...
橘外男 「仁王門」
...狭いうねうねした路次の方へ滑り込んでいった...
豊島与志雄 「悪夢」
...幾筋もうねうねと横たわっている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...うねうねと紐をくねらせたような形になる...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...うねうねと妙に波打った形になる...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...黒くうねうねと広い河原の中を曲って流れている...
中谷宇吉郎 「大雪山二題」
...波のやうにうねうねと波立つてゐる...
林芙美子 「濡れた葦」
...そして生活のあのうねうね、このうねうねに、うねうねして入ってゆきたいと思う...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うねうねと登り下りする細道を辿(たど)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...白く蜿蜒(うねうね)と果(はて)を消しているのが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...うねうねと半駆け足で急ぎに急ぐ...
吉川英治 「随筆 新平家」
...打出ヶ浜にはうねうねと白い波ばかりが...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...三蜿々(うねうね)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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