...うす白くうねうねと光っています...
芥川龍之介 「妖婆」
...小流(こながれ)の畝々(うねうね)と...
泉鏡花 「瓜の涙」
...うねうね曲って流れている白い谷川を見おろした...
太宰治 「秋風記」
...そこから陽に眩(くら)めかしい砂利道が一本うねうねと糸杉の並樹越しに見えつ隠れつ...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...雑木林のかげを野草におおわれた小径(こみち)をうねうねと茶畑のなかへおりていったところだったと申しあげたようにおぼえておりますが...
橘外男 「亡霊怪猫屋敷」
...まず一本の軌道が下へ向かってうねうねと幾重にも曲りくねって...
モーリス・ルヴェル 田中早苗訳 「或る精神異常者」
...それはうねうねとしてる二筋の縄で...
豊島与志雄 「悪夢」
...幾筋もうねうねと横たわっている...
中谷宇吉郎 「黒い月の世界」
...うねうねと紐をくねらせたような形になる...
中谷宇吉郎 「写真と暮した三十年」
...うねうねの雪の坂道をしばらく行くと...
久生十蘭 「重吉漂流紀聞」
...毛虫になつてうねうねと逼ひ寄つて来て...
牧野信一 「鏡地獄」
......
三好達治 「駱駝の瘤にまたがつて」
...うねうねした泥路を二人が行くうちまったく周囲は見えなくなって来た...
横光利一 「夜の靴」
...――うねうねとそこを流れている一水は淮河(わいが)の流れである...
吉川英治 「三国志」
...うねうねと細い野川の水が這っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...うねうねと登って行くのであるがしかし...
蘭郁二郎 「腐った蜉蝣」
...向こうの翠の丘の下をうねうねと流れている千曲川の水は...
若杉鳥子 「浅間山麓」
...中にうねうねと輝いているのが狩野川...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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