...うぬぼれもよほど減じ...
丘浅次郎 「生物学的の見方」
...自分の肖像をいつまでも油絵に描(か)き残しておきたい自惚(うぬぼれ)と...
薄田泣菫 「茶話」
...などと彼はうぬぼれているのか? そんな魅力は...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...だから自分でうぬぼれて...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...自惚(うぬぼれ)の強い赤ら面(がお)をかがやかせて...
中里介山 「大菩薩峠」
...政府の己惚(うぬぼれ)である...
夏目漱石 「文芸委員は何をするか」
...「己(おれ)の頭は悪くない」という自信も己惚(うぬぼれ)も忽(たちま)ち消えてしまった...
夏目漱石 「道草」
...鏡は己惚(うぬぼれ)の醸造器であるごとく...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...人に引けは取らぬ自惚(うぬぼれ)が御座る...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...自惚(うぬぼれ)が強くて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分へ變な手紙をよこしたのは誰です」「利三郎だよ」「へエ?」「惡智慧に自惚(うぬぼれ)のある奴は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金五郎さんて、思いのほかに、うぬぼれ屋だわ...
火野葦平 「花と龍」
...もはや少しの自惚(うぬぼれ)もなかったが...
プーシキン Alexander S Pushkin 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...自分独(ひと)り自惚(うぬぼれ)て居たのでしょう...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...」かしはは、すっかり、うぬぼれて、枝をピクピクさせました...
宮沢賢治 「気のいい火山弾」
...自惚(うぬぼれ)...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「不可説」
...自惚(うぬぼれ)と瘡毒気(かさけ)の行渡る極み...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...などと少々うぬぼれたわけだが...
笠信太郎 「乳と蜜の流れる地」
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