...うつろな目で倉地の顔をじっと見入った...
有島武郎 「或る女」
...奇(く)しきめぐりあいをとげた愛息(あいそく)隆夫のうつろな霊魂をみちびきながら...
海野十三 「霊魂第十号の秘密」
...洞窟(うつろ)ふかに...
薄田淳介 「白羊宮」
...と三時をすぎた静寂の中にうつろな声で獣のようにささやいていた...
豊田三郎 「リラの手紙」
...人目の少ない境内の臥竜梅のうつろの中へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...臥竜梅のうつろの使命の第一日を首尾よく果しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...うつろな耳で、それでも彼は庭のどこからか聞こえてくる一匹の蝉(せみ)の声に耳をすましているようにみえた...
中島敦 「李陵」
...またごほんと云ううつろな咳(せき)を一つした...
夏目漱石 「野分」
...うつろな嗄がれ声で老婆がいふと...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...自分の悲しみでうつろになった心をいくぶん補わせることにはなるであろうと薫が思ったというのは宿縁があったものであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あの髑髏のうつろな目の穴へも...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...けれどもこれがいつまで続くかは……はっは」うつろな声だった...
山本周五郎 「新潮記」
...しかも変死をされたのです」「……エ……変死……」と私は空虚(うつろ)な声を出した...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...オノレが頭蓋(あたま)の空洞(うつろ)の中に...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...なんとなく空虚(うつろ)だった...
吉川英治 「三国志」
...石橋山(いしばしやま)で頼朝(よりとも)が身をかくしたような洞穴(うつろ)がある...
吉川英治 「神州天馬侠」
...かかる事とは夢にも知らない故郷の人々へと――空虚(うつろ)な身と...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...人間道だ」「立てっ」「へい」変に大きな――空虚(うつろ)な返辞をして...
吉川英治 「松のや露八」
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