...「大いにありますよ」そう言ってお医者さんは南京虫のようなものがうじゃうじゃうごめいている小さな箱をみせてくれた...
上村松園 「九龍虫」
...もう何百匹となくうじゃうじゃしているのには驚いた...
上村松園 「九龍虫」
...お化け魚がうじゃうじゃいるんだ」キンちゃんは宇宙艇のところへかけこむと...
海野十三 「三十年後の世界」
...無数の人間がうじゃうじゃいて...
大杉栄 「鎖工場」
...小さい花弁がうじゃうじゃして...
太宰治 「皮膚と心」
...慶応の学生らしいのが五六人うじゃうじゃしていて...
谷崎潤一郎 「痴人の愛」
...どこの藪蔭にも石の下にも百足(むかで)だの蠍(さそり)だの蛇だのがうじゃうじゃしている...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...うじゃうじゃ出てくる...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...うじゃうじゃしてやがるな! 見るのもいやになる...
カレル・チャペック Karel Capek 大久保ゆう訳 「RUR――ロッサム世界ロボット製作所」
...あの下の方に何だかうじゃうじゃしてるね...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...沢蟹がうじゃうじゃたかっている……...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...うじゃうじゃと走り廻っていたのだ...
直木三十五 「死までを語る」
...人間もかようにうじゃうじゃいるが同じ顔をしている者は世界中に一人もいない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...この硝子窓(ガラスまど)の中にうじゃうじゃ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...役人がうじゃうじゃ群がっていた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...お前東清倉庫は八幡様の縁日よか人がうじゃうじゃしたんだよ」川上はふいと口を噤(つぐ)みまた天井を睨んで次の記憶を思い描きだした...
本庄陸男 「白い壁」
...うじゃうじゃと固(かた)まって草むらになっているものもあれば...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...うじゃうじゃ出て来たということになっちまったのだ」不死人の雄弁は...
吉川英治 「平の将門」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??