...……」身を起して背向(うしろむき)になったが...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...博士のうしろから...
海野十三 「火星兵団」
...前からも後からも(後方(うしろ)さえよく見えたのだから...
海野十三 「火葬国風景」
...耳のうしろを掠(かす)めて...
海野十三 「振動魔」
...おそろしいもんだ」とつぜん背後(うしろ)から声をかけられ...
海野十三 「脳の中の麗人」
...うしろにさがりました...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...うしろの壁には、黒いカーテンがはってある...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...不意ににうしろでげら/\と笑い声が聞え...
谷崎潤一郎 「少年」
...前へ行く須永は時々後(うしろ)を振り返って...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...裏には敷居の腐った物置が空(から)のままがらんと立っている後(うしろ)に...
夏目漱石 「門」
...おごそかに地平線のうしろから顔をのぞけた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...そのうしろにはたくさんのピクシーやノーム...
ライマン・フランク・ボーム Lyman Frank Baum 大久保ゆう訳 「サンタクロースがさらわれちゃった!」
...夫人のうしろに腰かけている...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「小フリイデマン氏」
...その部屋のある長屋のうしろは大川で...
山本周五郎 「さぶ」
...――うしろに足音がした...
山本周五郎 「柳橋物語」
...お嬢様」「うしろから行って...
吉川英治 「江戸三国志」
...そこをすッ飛ぶように逃(に)げだしていったうしろ姿(すがた)へ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...頸は斜めうしろへ曲げられて...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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