...うごめき出してきたではありませんか...
江戸川乱歩 「赤いカブトムシ」
...そのうごめきはすでに完全な手足あるものとしての形を感じさせ...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...何ものかがうごめきはじめたような氣がした...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...怪物らのうごめきを...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...屈辱にひしがるゝ老の身は義憤にうごめき反抗に悶えてあはれいたましき形骸(けいがい)を世に曝す...
永井壮吉 「偏奇館吟草」
...暗い中でうごめき出すのを抑えきれないという悪い癖がありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...人が闇中を右往左往にうごめき出す...
中里介山 「大菩薩峠」
...今もこのわたしのお腹のうちがうごめきます...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中島敦 「和歌でない歌」
...馬よりも猶強いのだ!猛火とうごめき戦((をのの))き慄ひ...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...こいつはちょっと気になるでしょう」八五郎の鼻は少しうごめきます...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こいつは一寸氣になるでせう」八五郎の鼻は少しうごめきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「こゝに何んかあつたんですね」八五郎の鼻は上等の獵犬のやうにヒクヒクとうごめきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...親分はどう思ひます」由良松の低い鼻が又うごめきます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...日本のまちがった民族主義の思想がふたたびうごめき出し...
宮本百合子 「新しい潮」
...バックは大地の新しいうごめきを感ずることができた...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...不思議な空気のうごめきを感じました...
吉川英治 「江戸三国志」
...内なるいのちのうごめきである...
吉田絃二郎 「沈黙の扉」
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