...そう言って鼻をうごめかすのであった...
海野十三 「火星兵団」
...裸男ひそかに鼻うごめかす...
大町桂月 「粕壁夜行記」
...裸男低き鼻うごめかす...
大町桂月 「上州沼田より日光へ」
...得意の鼻をうごめかすかと思うと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...得意の鼻をうごめかすかと思ふと...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のをんな」
...この通りだ」がんりきは社前のところへ腰をかけて自慢そうに鼻うごめかすと...
中里介山 「大菩薩峠」
...うごめかす鼻の先に...
夏目漱石 「虞美人草」
...どこの町端(まちは)の『万年青合せ』にも必ず持って出かけて自慢の鼻をうごめかす...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...大いに自慢の鼻をうごめかすかと思うと...
山本周五郎 「青べか物語」
...どうしてもうまく集まらないのよ」「せんはもっとうまかったわ」おちづは鼻をうごめかす...
山本周五郎 「風流太平記」
...鼻うごめかすと俗にも云ふ如く心の色何となく此処(ここ)に映(うつ)るものなり...
夢野久作 「鼻の表現」
...第一今の「鼻うごめかす」という事は...
夢野久作 「鼻の表現」
...前の「鼻うごめかす」というのと同じような心理状態から出て来るものであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...手近い例を挙げましても今までに出て来た…………鼻をうごめかす…………鼻にかける…………鼻じろむ…………鼻であしらう…………鼻っ張りが強い…………鼻毛が長い……というような感じの中一つでも眼や口に出来るのがありましょうか...
夢野久作 「鼻の表現」
...鼻にかけてうごめかすより他(た)にかけてうごめかし処が無いのであります...
夢野久作 「鼻の表現」
...明日(あす)の夕方までには海上三十里を渡いて見せまっしょ……と自慢まじりに鼻をうごめかすのであった...
夢野久作 「名娼満月」
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