...詳(くわ)しいお話をうかがうことによって...
海野十三 「崩れる鬼影」
...それでは小林君をつれてお宅へうかがうことにしましょう...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...初めにあげたわずかに二三の例によってもその一斑をうかがうことができよう...
丘浅次郎 「生物学より見たる教育」
...陽気にやる方が好きだけれど」お杉はお玉の面色(かおいろ)をうかがうようにしたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...人の住居(すまい)をうかがうとは怪(け)しからん奴じゃ...
中里介山 「大菩薩峠」
...その部屋の前に立って様子をうかがうと...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは風雲の機をうかがうたぐいの間諜とあやまられるのに適している...
中里介山 「大菩薩峠」
...静かに自然の内奥をうかがうような研究を許さない...
中谷宇吉郎 「二つの序文」
...悪魔どものお機嫌をうかがうため...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...千々子さまの横顔をうかがうと...
久生十蘭 「我が家の楽園」
...鼻息をうかがう的になって...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この人の心には何を思っているのかとうかがうのに苦しむほどであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...役人の方でも鼻息をうかがう政治をする...
柳田国男 「雪国の春」
...要するにどういうことだ」「その」と男は去定の顔色をうかがうように見た...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...「こんなことうかがうのは失礼かしら」宿帳にはこれまでどおり兄妹と書いたので...
山本周五郎 「ひとごろし」
...こんな話をうかがうのは今夜が初めてですね...
山本周五郎 「ひとでなし」
...おまえと夫婦でいたのだ」「そんなことうかがうまでもありませんわ」「それなら結構だ」「だからどうだと仰しゃるんですか」「それなら結構だというのだ」甲斐はそう云って...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...執拗(しつこ)くはうかがうまい...
吉川英治 「親鸞」
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