...あなたの全部のいんちきを見破る事が出来ないとは...
太宰治 「きりぎりす」
...断じていんちきではない...
太宰治 「春の盗賊」
...古くさいいんちきだ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「ボヘミアの醜聞」
...おまえのいんちきのせいだと...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...このいんちきがたれの手から出たことか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ある日、求人欄を見ていると、当時、日比谷公園の、今の――美松の前辺に、いんちき横町、山かん横町というのがあったが、そこへ入る所に、木造洋館の「実業の世界社」があった...
直木三十五 「死までを語る」
...もっとも墨膜が固化して破片になった時の効果を狙うというようないんちきがしたかったら...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...兎の毛で吊した雪の結晶なんて少しいんちきだといわれるかも知れないが...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...いんちきを企(くはだ)てるものが可成(かな)りあるらしい...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...いんちきの仕方(しかた)があるといふのだから...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...そんなことが出來るンですか?」「軍隊位いんちきな處はありませんよ...
林芙美子 「雨」
...そんなものがあがってきたらお慰みさ」「出ねえと知って無駄骨を折るいんちきもないもんだ...
久生十蘭 「金狼」
...そう言う君こそいんちきでしょう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この六つが六つとも立派ないんちきだった...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...よろしくいんちき賽の秘密など曝露してくれてもいいのではなからうか...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...いんちき士が、お伴にくっついて行こう魂丹(ママ)であったらしいが、それは実現せず、若い息子だけが行った...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このいんちきな理性...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いくらそれらがいんちきで不合理だと判断されても...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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