...あなたの全部のいんちきを見破る事が出来ないとは...
太宰治 「きりぎりす」
...いんちきには厭になる...
太宰治 「女生徒」
...いんちきだ...
太宰治 「新ハムレット」
...断じていんちきではない...
太宰治 「春の盗賊」
...いんちきの万年筆を...
太宰治 「春の盗賊」
...おまえのいんちきのせいだと...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...このいんちきがたれの手から出たことか...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...もっとも墨膜が固化して破片になった時の効果を狙うというようないんちきがしたかったら...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...兎の毛で吊した雪の結晶なんて少しいんちきだといわれるかも知れないが...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...百三十六個(こ)もある麻雀牌(マアジヤンパイ)の背中(せなか)の竹(たけ)の木目(もくめ)をすつかり暗記(あんき)してしまふといふいんちき師(し)のことだ...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...いんちきの仕方(しかた)があるといふのだから...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...そう言う君こそいんちきでしょう...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...この六つが六つとも立派ないんちきだった...
牧逸馬 「沈黙の水平線」
...わたしだってこんないんちきな稼業をしていますけれども...
松本泰 「宝石の序曲」
...いんちき士が、お伴にくっついて行こう魂丹(ママ)であったらしいが、それは実現せず、若い息子だけが行った...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...このいんちきな理性...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それがいんちきなもろもろの宗教に信用を与え...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...またわれわれ疝痛(せんつう)患者に対しては(それほど彼らは我々の弱味につけこんでいんちきをやる)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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