...いわゆる江湖の遠きにおりて...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...夢にも世のいわゆる新婦人などいうものになってはいかぬ...
大隈重信 「現代の婦人に告ぐ」
...世のいわゆる国文学解説者は...
高群逸枝 「女性史研究の立場から」
...日本の所謂(いわゆる)文化人たちをクソミソに言い合って笑いころげ...
太宰治 「斜陽」
...――いわゆる「文人」までが他のものと同様に...
辰野隆 「芸術統制是非」
...この事を利用して重罪嫌疑者の審問に使おうというのがいわゆる測心器の目的であるそうな...
寺田寅彦 「話の種」
...いわゆる鳥沢の粂なる者を引き出そうとしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...所謂(いわゆる)太倉(たいそう)の粟(ぞく)陳々相依(ちんちんあいよ)るという頗(すこぶ)る目出度(めでたく)ない現象に腐化して仕舞(しま)う...
「元日」
...これをいわゆる物(多くの場合においては人間であります)において認めた時にもまた大に吾人の情を刺激するものであります...
夏目漱石 「文芸の哲学的基礎」
...彼のいわゆる不味い菜を拵らえる主(ぬし)を知っていた...
夏目漱石 「門」
...いわゆる「子供の寝顔」となる...
新渡戸稲造 「自警録」
...所謂(いわゆる)「*大衆芸術」と称するものがこれによってまた民衆の間に喝采(かっさい)されている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...そのポーの自筆を加えたいわゆるロリマー・グレアム本を参照して...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...今日のいわゆるシンコ細工は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...今となってはわずかに残る民間下層のいわゆる迷信によって...
柳田国男 「山の人生」
...ここは半島で流れがないからいわゆる水車ではないが...
柳田国男 「雪国の春」
...いわゆる奇法をもってこれを要撃するという兵略であった...
吉川英治 「上杉謙信」
...この時代のいわゆる刀法は...
吉川英治 「剣の四君子」
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