...どういういみなのでしょう...
江戸川乱歩 「鉄塔の怪人」
...世間のこといっさいみなことごとく因縁の和合によって生じ起るということである...
高神覚昇 「般若心経講義」
...見すぼらしいみなりとの対比で...
高見順 「いやな感じ」
...たいていみな恐怖と不安の表情ではいって行くが...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...みすぼらしいみなりの十五―六歳の少年が...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...労働者のような汚いみなりをしてはいますがまさしく...
豊島与志雄 「金の目銀の目」
...やはり黒いみなりで...
豊島与志雄 「長彦と丸彦」
...夢ではなかったかと思いみながら...
中谷宇吉郎 「I駅の一夜」
......
原民喜 「遺書」
...従三位(じゅさんみ)藤原ノ朝臣(あそん)泰文は「悪霊民部卿」という忌名(いみな)で知られている藤原ノ忠文(ただぶみ)の四代の孫で...
久生十蘭 「無月物語」
...わたくしはその中(うち)に「道純諱(いみな)全善...
森鴎外 「渋江抽斎」
...余の諱(いみな)じゃ...
夢野久作 「名君忠之」
...おん諱名(いみな)の『尊(たか)』の一字をさえ賜うたほどなご嘉賞ではなかったか...
吉川英治 「私本太平記」
...ついみな顔を空にしていた...
吉川英治 「私本太平記」
...どうして父が子へ宛てて書いた返信に“蔡京”と諱(いみな)の印を捺(お)しましょうぞ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...諱(いみな)を明義(めいぎ)...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...先頃まで泉州堺港(さかいみなと)の出店にいたが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...物いみなどいふたぐひの物にてひろくいふ時に添ふる語」(同上一一六二上)である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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