...未嘗(いまだかつ)て...
石川啄木 「葬列」
...女はそうはゆきませんよ」「あなたはそんなことでいまだに気もみをしているのですか...
伊藤左千夫 「紅黄録」
...いまだ日本のヤソ教というべからず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...なんでいまだに斯う心で可愛いのかちよツと分らなかつた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...しかれども余の無学なるが故に余は余の身も信仰も働(はたらき)もこれら高名の人の手に任(まか)すとならば余はいまだ自己を支配する能(あた)わざるものなり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...いまだに事の成行きがどう変化するか分らないと云う一縷(る)の望みを一寸先の未来に托しているのでもあった...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...その真相はいまだにでたらめな中傷より半時間ずつおくれていて...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...子規は手段に熱中していまだ目的に達しないうちに早世した...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...人類の想像のいまだ達せざる千万年の未来は吾人得てこれを知らず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...僕西洋より帰り来りし頃には文壇売名の悪風いまだ今日の如く甚しからざりしが大正四...
永井荷風 「桑中喜語」
...ついまだ東京(とうきやう)といふものを見(み)た事(こと)がないんだといふ結論(けつろん)に到着(たうちやく)すると...
夏目漱石 「門」
...満開の桜があまり見事なので荘を離れて百歩いまだ世事を思ふ暇さへなく桜吹雪に吹きまくられてしまつたといふのである...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...いまだにその地方に...
フランス Anatole France 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...いまだにはっきり分からないでいるようであります...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...いまだ用件も聞かされないままでいた...
正岡容 「圓太郎馬車」
...いまだ日を竟(お)えざるにその地横に潰(つい)え水勢洶々(きょうきょう)たり...
南方熊楠 「十二支考」
...ここには第一次大戦後の世界デモクラシー時代から提唱されていまだに未解決な課題が再びとりあげられているとともに...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...「いまだって、君はまだ僕を知っちゃいない...
山川方夫 「あるドライブ」
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