...佐鎮(さちん)の各海兵団や佐世保通信隊や指宿(いぶすき)航空隊で...
梅崎春生 「桜島」
...今はだいぶすでに開墾されて立派な畑地になっていた...
相馬泰三 「田舎医師の子」
...かかとのゴムがだいぶすり減っている...
寺田寅彦 「試験管」
...指宿(いぶすき)の一等なんてのを...
徳永直 「工場新聞」
...粋無粋(すいぶすい)の数(かず)を悉(つ)くして千差万別と云っても差支えないくらいである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...だいぶすべてが調(とゝの)つて來(き)たが...
南部修太郎 「麻雀を語る」
...まだだいぶすけなかったのだ...
長谷川時雨 「モルガンお雪」
...線香をいぶすのにも...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...煙を絶えさせぬように濛々(もうもう)といぶすんじゃ...
本庄陸男 「石狩川」
...子供らを逆さに吊してこれをいぶすのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...沖縄に渡る大隅半島から薩摩湾を横切って指宿(いぶすき)の方へ帰って行くと...
柳田国男 「故郷七十年」
...(イ)岡方・浜方薩摩(さつま)揖宿(いぶすき)郡山川町大字岡児水(おかちごがみず)...
柳田國男 「地名の研究」
...鹿児島県揖宿(いぶすき)郡指宿村)湖水や池沼の神は...
柳田國男 「日本の伝説」
...いぶすのはもういい加減にしてくれないか...
吉川英治 「江戸三国志」
...今夜の客人をいぶすのは禁物だったかもしれない」最前ここへ訪ねて来て...
吉川英治 「江戸三国志」
...柴をいぶすような白い煙が...
吉川英治 「江戸三国志」
...……朝散大夫吹毛玄利大居士(ちょうさんだいぶすいもうげんりだいこじ)こう下の文字まで明かに読まれた時...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...赤々と顔をいぶす松明に眼をしかめながら...
吉川英治 「親鸞」
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