...なんともいえないぶきみさです...
江戸川乱歩 「仮面の恐怖王」
...吹き棄つる氣吹(いぶき)の狹霧(さぎり)に成りませる神の御名一二は...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...昨年三月の「潮音」に出ている芭蕉(ばしょう)俳句研究第二十四回の筆記中に千川亭(せんせんてい)おりおりに伊吹(いぶき)を見てや冬ごもりという句について...
寺田寅彦 「伊吹山の句について」
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ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...人間以前の自然のいぶきに浸ることが出来る仙境である...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...色の白いぶきみな少女のことを思い出したのである...
新美南吉 「嘘」
...罪のない花を汚し――その清淨さに罪の息吹(いぶき)をかけようとした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...その怪物の息吹(いぶき)でひどい火傷(やけど)をして...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...「いぶきすみれ」と命名された...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...そこに私たちは近代都市の「呼吸(いぶき)」を感じた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...海神がたえまなくやわらかに涼しいいぶきを立ちのぼらせ...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...帝国軍艦「伊吹(いぶき)」の保護を求めて...
宮原晃一郎 「怪艦ウルフ号」
...母の実家の東北地方の人のいぶきをよく浴びて来た矢代は...
横光利一 「旅愁」
...琵琶湖(びわこ)だの伊吹山(いぶきやま)だの東海道の松並木(まつなみき)などがグルグル廻って見えてきて...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いつか河原は暮(く)れている――青いぶきみな妖星(ようせい)が...
吉川英治 「神州天馬侠」
...伊吹(いぶき)の上をめぐり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...寿碑を建つほど生きてもなお――何かなおこの世に息吹(いぶき)きれないものを...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...大事な一歩を過(あやま)ったものだ」その伊吹(いぶき)の麓(ふもと)が思い出されるような草原へ出ると...
吉川英治 「宮本武蔵」
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