...ふと神の息吹(いぶき)をかけられでもした様に...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...なんともたとえられないぶきみなものを感じました...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...なんともいえないぶきみな考えが...
江戸川乱歩 「サーカスの怪人」
...なんともいえないぶきみさです...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...昨年三月の「潮音」に出ている芭蕉(ばしょう)俳句研究第二十四回の筆記中に千川亭(せんせんてい)おりおりに伊吹(いぶき)を見てや冬ごもりという句について...
寺田寅彦 「伊吹山の句について」
...吹嘘(いぶき)激しきゼプュロスの館に二靈は其時に...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...蜜のような愛のいぶきにその胸をふくらませて汝らめおとづれの游牧者をこしらえたのであろう...
中勘助 「島守」
...胆吹山(いぶきやま)の山腹で振絞る声なのですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...胆吹山(いぶきやま)の上平館(かみひらやかた)の女王様とやらの...
中里介山 「大菩薩峠」
...いぶきが彼のなかを突抜けて行く...
原民喜 「火の唇」
...この部屋の陰気な家具――吹きつのってくる嵐(あらし)の息吹(いぶき)に吹きあおられて...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...悪疫(あくえき)の息吹(いぶき)から逃げるように...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...そこに私たちは近代都市の「呼吸(いぶき)」を感じた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...名手が出て息吹(いぶき)を取戻す日が待たれます...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...伊吹(いぶき)の山のあなたへ――...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ゆうべは伊吹山(いぶきやま)でさびしい思いをしたが...
吉川英治 「神州天馬侠」
...伊吹山(いぶきやま)のほうへ駈けて行った...
吉川英治 「新書太閤記」
...伊吹(いぶき)の山裾へつきあたります...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索