...娵(よめ)を悍戻(いびる)を狼老婆(おほかみばゝ)といふ...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...私がいびるんですよ...
田中貢太郎 「蟇の血」
...私がいびるのですよ」年増はふうふうふうと云うように笑いながら...
田中貢太郎 「蟇の血」
...姑(しゅうとめ)をいびる嫁が多いなんて...
田中貢太郎 「雪の夜の怪」
...「あんなにいびるくらいなら...
徳田秋声 「足迹」
...そりゃ酷くいびるんですよ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...いびるのは、お前やあらへんか」百城が「その義観が?」「その義観さんが、貴下はん、その前の日に、今、お話の、一人逃げよった奴を、救うてお出でなさったやおへんか...
直木三十五 「南国太平記」
...渋に染まつた石塔のうへにはよく笄蛭(かうがいびる)がはつてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...お前をいびるらしい」「勝手にさせとけ」土中に全身を埋めた犬に...
火野葦平 「花と龍」
...『大毘盧遮那加持経(だいびるしゃなかじきょう)』に...
南方熊楠 「十二支考」
...支那で馬に因(ちな)んで驚駭(きょうがい)と書き『大毘盧遮那加持経(だいびるしゃなかじきょう)』に馬心は一切処に驚怖思念すとあるなど驚き他獣の比にあらざるに由る...
南方熊楠 「十二支考」
...いびるなよいお子よ宵の節句にゃ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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