...そして形はたいへんいびつで...
海野十三 「太平洋魔城」
...犯罪者のいびつな誇示(こじ)があった...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...而もいびつな頭に汚れたる白衣...
高濱虚子 「俳諧師」
...私がいびつてやる...
田中貢太郎 「蟇の血」
...丸く見えたらいびつに描くというような概念的機械的方法によって製作しているのではないかという疑いが起るのは...
寺田寅彦 「二科展院展急行瞥見記」
...いびつなりに映る自分の顔に眺入(ながめい)っていた...
徳田秋声 「あらくれ」
...鎧櫃(よろいびつ)の一つを背負わせ...
直木三十五 「南国太平記」
...一つ一つ金包を鎧櫃(よろいびつ)の中へ納めます...
中里介山 「大菩薩峠」
...鎧櫃(よろいびつ)へ納めようとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...やっぱりお誂(あつら)え通りの鎧櫃(よろいびつ)と見えました...
中里介山 「大菩薩峠」
...ウォリクのは顏がいびつになつて...
野上豐一郎 「ウォリクの城」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...歪(いびつ)になった籐椅子(とういす)を並べて...
夢野久作 「二重心臓」
...鎧櫃(よろいびつ)一つに衣裳箱ひとつは担(にな)わせている...
吉川英治 「新書太閤記」
...誰か一人が鉤(かぎ)から外(はず)した鎧櫃(よろいびつ)をささえきれずに...
吉川英治 「新・水滸伝」
...鎧櫃(よろいびつ)には必ず付いている荷担革(にないがわ)に双手(もろて)をさしこみ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...一個の鎧櫃(よろいびつ)のふたを開けて...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...価値は明らかに逆倒せられ人類の意志は歪(いびつ)にせられている...
和辻哲郎 「『劉生画集及芸術観』について」
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