...どんな艱難辛苦(かんなんしんく)もいとわない...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...それが得られそうな機会を積極的に作る事さえいとわない...
寺田寅彦 「解かれた象」
...みすみす自分の損になることさえいとわないのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...もし読者が労をいとわないならば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...乗物を供給することをいとわない...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...単なる行きずりの旅人のためにこれほど労をいとわないのは普通でない...
アルジャナン・ブラックウッド 森郁夫訳 「秘密礼拜式」
...世間の大物はつき合いをいとわないし...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「黄金薔薇」
...スパイもいとわない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...いやらしい方法なら何もいとわないはずだ」道化役者のウェブスターがニヤリ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「真劇シリーズ」
...そして労働をいとわない質の女であったのを私はよく知っています...
松永延造 「職工と微笑」
...汚れをいとわないとか...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...そのことについてはどんな落雷もいとわないわ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...もし費用も面倒もいとわないならば(もっともこの面倒がきらいで...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そういう賞品のためならば死ぬこともあえていとわないといって...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どんな苦労もいとわないから医者になりたい...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...どんな落魄(らくはく)もいとわない...
山本周五郎 「竹柏記」
...どんな苦しい辛いおもいもいとわないほど...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...どうか一臂(いっぴ)の力をかしてくれ給え」「もとより君のためなら犬馬の労もいとわないよ」ふたりは駒を並べて進みながら睦(むつ)まじそうに語らった...
吉川英治 「三国志」
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