...僕は夢に従姉(いとこ)の子供と...
芥川龍之介 「本の事」
...尤も第一番目の低いところに当る二月は例外で...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...海水の塩辛(しおから)いところを嘗(な)めて来たいか...
海野十三 「火薬船」
...きわどいところであった...
海野十三 「少年探偵長」
...人間として親しみを示してくれないところから...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...特に田舎出の人々の陥り易いところである...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...複雑な暗いところは一つも無かった...
太宰治 「苦悩の年鑑」
...あんな危いところへ行かなくつたつて...
太宰治 「津軽」
...しかしケンプェルの挿絵の中にある日本を思いがけないところで見付け出しただけはこの日の拾い物であった...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...一段上の太々しいところを具えていました...
豊島与志雄 「水甕」
...地表近くの比較的温かいところへ来ると...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...「兄哥(あにき)、加減が悪いそうだな、どんな塩梅(あんばい)だ」「お、銭形のか、遠いところを、わざわざ気の毒だったな、なアに大した事じゃねえが、風邪を引いたのに、疲れが出たんだろう、明日あたりから、仕事の方に取りかかろうかと思っている」利助は褞袍(どてら)を引っかけて、長火鉢の前へ出て来ましたが、何となく勝(すぐ)れない顔をしております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たゞ開け放しの正直らしいところだけが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私の従兄弟(いとこ)などにも随分一人(ひとり)や二人(ふたり)は学者がある...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...「死(し)んだわたしのいとこがまいりました...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「こわいことを知りたくて旅にでかけた男の話」
...既に危いところを本尊の地蔵が代って下されて...
柳田國男 「日本の伝説」
...まだ若盛りで生きのいいところを見せていた...
山本笑月 「明治世相百話」
...先般は姫草の件につきましていろいろどうも……ところで早速ですが……お忙しいところまことにすみませんが...
夢野久作 「少女地獄」
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