...彼を推挙した内藤三左衛門(ないとうさんざえもん)の身になって見ると...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...民主国側へも枢軸国側へもはっきり色を示していない国際島(こくさいとう)なんだから...
海野十三 「暗号音盤事件」
...この寒いのに外套(がいとう)も着ていません...
江戸川乱歩 「青銅の魔人」
...間階桃花(かんかいとうか)取次に開く昨日踏青(とうせい)小約未だ応(まさ)に乖(もと)らざるべし嘱付(しょくふ)す東隣の女伴少(すこし)く待ちて相催すなかれ鳳頭鞋子(ほうとうあいし)を着け得て即(すなわ)ち当(まさ)に来るべし朗吟が終った...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「阿英」
...この外套(がいとう)は三百五十円かかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...彼がその帯刀(たいとう)の様(さま)よりその髻(まげ)の結い風にまで...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...自分もまた幸福ではないとうち明けた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...伊東(いとう)で病気を養っていた頃...
中谷宇吉郎 「面白味」
...また外套(がいとう)のように留守(るす)へ取りに行かれちゃ困る」小林はにやにや笑いながら...
夏目漱石 「明暗」
...「今日(けふ)も伊藤(いとう)さんの事(こと)が何(なに)か出(で)てゐて」と聞(き)く事(こと)があるが...
夏目漱石 「門」
...石川良右衛門は苗字帯刀(みょうじたいとう)を許された大町人で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たとえば斎藤弥九郎(さいとうやくろう)の練兵館...
服部之総 「新撰組」
...うるそうして……」「何がうるさかと?」「云わん!」「云わんか?」「云いとうはなか!」刀で剪(き)りたくなるほど...
林芙美子 「風琴と魚の町」
...」青年のうしろにもひとり十二ばかりの眼の茶いろな可愛(かあい)らしい女の子が黒い外套(がいとう)を着て青年の腕(うで)にすがって不思議そうに窓の外を見ているのでした...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...「岡田君の外套(がいとう)が一番大きいから...
森鴎外 「雁」
...鼠色(ねずみいろ)の外套(がいとう)を着て...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...戒刀(かいとう)...
吉川英治 「親鸞」
...金の出納(すいとう)などは...
吉川英治 「忘れ残りの記」
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