例文・使い方一覧でみる「いて座」の意味

...下掻（したがい）を引いて座（ざ）をずらした... 下掻を引いて座をずらしたの読み方
泉鏡花「縁結び」

...落着いて座に返って... 落着いて座に返っての読み方
泉鏡花「婦系図」

...隣の間から箒（ほうき）を持出しばさばさと座敷の真中だけを掃いて座蒲団（ざぶとん）を出してくれた... 隣の間から箒を持出しばさばさと座敷の真中だけを掃いて座蒲団を出してくれたの読み方
伊藤左千夫「浜菊」

...毛布は下に敷いて座つてゝもいゝの？』『えゝ... 毛布は下に敷いて座つてゝもいゝの？』『えゝの読み方
伊藤野枝「監獄挿話　面会人控所」

...庄造は待ちかねていて座敷へ呼び入れた... 庄造は待ちかねていて座敷へ呼び入れたの読み方
田中貢太郎「狸と俳人」

...また三味線や唄などの上にも従ってどこか安心して落付いて座っていられるというようなところがあった...
田山花袋「日本橋附近」

...ずうっと奥の方の物置室（ものおき）の座板の下に畳を敷いて座敷があるの……」そう言って大して驚いてる気色（けしき）も見えぬ... ずうっと奥の方の物置室の座板の下に畳を敷いて座敷があるの……」そう言って大して驚いてる気色も見えぬの読み方
近松秋江「別れたる妻に送る手紙」

...シャーロック・ホームズは口笛を吹いて座り直すと... シャーロック・ホームズは口笛を吹いて座り直すとの読み方
アーサー・コナン・ドイル　Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳「蒼炎石」

...しかし俺だって棄（す）てたもンじゃないぞ」「…………？」腰掛の間の汚れたところへ新聞紙を敷いて座っている鷲尾は... しかし俺だって棄てたもンじゃないぞ」「…………？」腰掛の間の汚れたところへ新聞紙を敷いて座っている鷲尾はの読み方
徳永直「冬枯れ」

...保子の後について座敷へ戻った... 保子の後について座敷へ戻ったの読み方
豊島与志雄「反抗」

...お絹もついて座敷を出る... お絹もついて座敷を出るの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...そこそこにからだをふいて座敷へ帰って... そこそこにからだをふいて座敷へ帰っての読み方
夏目漱石「三四郎」

...続いて座布団らしいもので口を押へて... 続いて座布団らしいもので口を押へての読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...お里を抱いて座敷牢に飛び込んでしまひましたよ... お里を抱いて座敷牢に飛び込んでしまひましたよの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...メイが片肘（ひじ）を突いて座り... メイが片肘を突いて座りの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「本命馬」

...大沼喜三郎がうしろに退いて座をひろげた... 大沼喜三郎がうしろに退いて座をひろげたの読み方
本庄陸男「石狩川」

...眼を剥（む）いて座の左右を睨みまわした... 眼を剥いて座の左右を睨みまわしたの読み方
山本周五郎「さぶ」

...元祐は愕（おどろ）いて座を立って室外へ顔を出した... 元祐は愕いて座を立って室外へ顔を出したの読み方
吉川英治「新書太閤記」

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