例文・使い方一覧でみる「いて座」の意味

...下掻（したがい）を引いて座（ざ）をずらした... 下掻を引いて座をずらしたの読み方
泉鏡花「縁結び」

...落着いて座に返って... 落着いて座に返っての読み方
泉鏡花「婦系図」

...母もそう言ったのに気がついて座敷へ上った... 母もそう言ったのに気がついて座敷へ上ったの読み方
伊藤左千夫「野菊の墓」

...つづいて座談会の筈でありましたが... つづいて座談会の筈でありましたがの読み方
太宰治「みみずく通信」

...庄造は待ちかねていて座敷へ呼び入れた... 庄造は待ちかねていて座敷へ呼び入れたの読み方
田中貢太郎「狸と俳人」

...「あぐらをかいて座っている草たちの股ぐらに手をかけて持ち上げ...
知里真志保「アイヌ語のおもしろさ」

...しかし俺だって棄（す）てたもンじゃないぞ」「…………？」腰掛の間の汚れたところへ新聞紙を敷いて座っている鷲尾は... しかし俺だって棄てたもンじゃないぞ」「…………？」腰掛の間の汚れたところへ新聞紙を敷いて座っている鷲尾はの読み方
徳永直「冬枯れ」

...笹部は落付いて座に就いた... 笹部は落付いて座に就いたの読み方
豊島与志雄「叔父」

...瞽女（ごぜ）は危險相（あぶなさう）にして漸（やうや）く座敷（ざしき）へ上（あが）つた時（とき）「目（め）も見（め）えねえのにさうだに押廻（おしまは）すなえ」瞽女（ごぜ）の後（あと）に跟（つ）いて座敷（ざしき）の端（はし）まで割込（わりこ）んで來（き）た近所（きんじよ）の爺（ぢい）さんさんがいつた... 瞽女は危險相にして漸く座敷へ上つた時「目も見えねえのにさうだに押廻すなえ」瞽女の後に跟いて座敷の端まで割込んで來た近所の爺さんさんがいつたの読み方
長塚節「土」

...そこそこにからだをふいて座敷へ帰って... そこそこにからだをふいて座敷へ帰っての読み方
夏目漱石「三四郎」

...お里を抱いて座敷牢に飛び込んでしまひましたよ... お里を抱いて座敷牢に飛び込んでしまひましたよの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...銘々（めい／＼）卓子（テエブル）について座を占（し）め... 銘々卓子について座を占めの読み方
ブロンテイ十一谷義三郎訳「ジエィン・エア」

...当分ここの家へ置いて座敷でも稼がせてくれとこう言うんだろう」話のおしまい頃まできた時分...
正岡容「寄席」

...あぐらをかいて座（すわ）っていました... あぐらをかいて座っていましたの読み方
宮沢賢治「狼森と笊森、盗森」

...あぐらをかいて座つてゐました... あぐらをかいて座つてゐましたの読み方
宮沢賢治「狼森と笊森、盗森」

...後に続いて座敷へはいると紙へくるんだ物をくれた，開けて見るとあたり前の菓子が嬉しい人から貰（もら）ッた物...
矢崎嵯峨の舎「初恋」

...三度めのはげしい高声でおどろいて座を立った... 三度めのはげしい高声でおどろいて座を立ったの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...元祐は愕（おどろ）いて座を立って室外へ顔を出した... 元祐は愕いて座を立って室外へ顔を出したの読み方
吉川英治「新書太閤記」

「いて座」の読みかた

「いて座」の書き方・書き順

いろんなフォントで「いて座」