...恐らく今でも、同じことであらうが、いつの頃からか、教授團から選擧して多數で當選した部長の中から選擧して任命されることになつてゐる...
會津八一 「大學とその總長」
...いつの頃からかこの青眉の風習が消え失せて...
上村松園 「眉の記」
...その彼にはいつの頃からか世にも不思議な病気が取りついたのです...
江戸川乱歩 「鏡地獄」
...この朱を摺る事はいつの頃から誰が始めた事であらうか...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...いつの頃(ころ)からか...
豊島与志雄 「人形使い」
...いつの頃からいつの間に彼女がそうなったのか...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...いつの頃とも、誰とも、それは分らないが、私は同じような眼を見たことがある...
豊島与志雄 「復讐」
...いつの頃のものか表紙の色も褪せてゴタゴタに積みあげられている...
久生十蘭 「ノア」
...いつの頃やら ねずみがふえて...
ロバアト・ブラウニング 楠山正雄訳 「魔法の笛」
...始めは作家志望ではなかつたのであるが、そんな月日を送つてゐるうちに、いつの頃からか、彼は自称「自己派」の学生になつてゐたのである...
牧野信一 「貧しき日録」
...しかるにいつの頃よりかこの句を無上の佳句なるが如く言ひなし...
正岡子規 「古池の句の弁」
...いつの頃(ころ)でしたか...
宮原晃一郎 「漁師の冒険」
...田舎の二字をいつの頃よりかイナカと訓ませている...
柳田國男 「地名の研究」
...いつの頃からいい始めたものか...
柳田國男 「日本の伝説」
...いつの頃からかこうきまったものらしく...
柳田国男 「年中行事覚書」
...それがいつの頃よりか...
柳田国男 「母の手毬歌」
...とにかくにいつの頃にか九州にも「曲れ」という唱えごとは用いられていたのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...いつの頃からともなく春来るごとに...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
便利!手書き漢字入力検索