...御慈悲(いつくしみ)は...
ダンテ・アリギエリ Dante Alighieri 上田敏訳 「びるぜん祈祷」
...我らのなお亡びざるはエホバの仁慈(いつくしみ)によりその憐みの尽きざるに因(よ)る……(雅歌三の二二以下)...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...本当の娘の様にいつくしみ育てた...
江戸川乱歩 「江川蘭子」
...このお若い将軍家の一途に素直な忠誠の念をおいつくしみ下され...
太宰治 「右大臣実朝」
...どんな人をも一様においつくしみなされてまゐりました将軍家が...
太宰治 「右大臣実朝」
...ねたみといつくしみの交錯したこの不思議なよろこびを...
太宰治 「猿面冠者」
...神がそのあわれみといつくしみとをもってなお父を生かしておいてくれたならば...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...好きな植木の若芽をいつくしみながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...好きな植木の若芽をいつくしみ乍ら...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
松本たかし 「松本たかし句集」
...ビビイはいつくしみ深く考える...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「神童」
...お久美さんに対する一層のいつくしみが混乱した気持になってそれからじきに子は祖母をせきたてて家へ帰って仕舞った...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...作者は限りないいつくしみでそれを描いて居りますね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分の生活をいよいよ慎重にいつくしみ責任をもってやって行くしかありません...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...六条院の紫夫人が宮たちの中で特にこのお二人を手もとでおいつくしみしたのであったから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...およそ神の掟くらいやさしい・あまい・いつくしみ深い・ものはない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女の方がわたしにわたし自身を一そういつくしみ愛させるのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...嫂(あによめ)をいつくしみ...
吉川英治 「三国志」
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