...一層(いっそう)深山の弱点を抑えて...
海野十三 「赤外線男」
...ラジウムよりもいっそうその存在量の少ないチロリウムが...
海野十三 「放送された遺言」
...いっそう震え上るであろうし...
橘外男 「逗子物語」
...いっそのこと此処二...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...やはり役者が人形であるがためにかえっていっそう濃厚になり現実的になるからおもしろいのである...
寺田寅彦 「生ける人形」
...アリョーシャはいっそう悲しくなってきた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...なおいっそう確かめたかった……...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その社会ではいっそう他国にいる気がした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...クリストフのほうはいっそう...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いっそう独特な人物であった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...害になる友からよりも彼らからいっそう多くの益を受けてきた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...いっそ当初の計画をやめて...
夏目漱石 「明暗」
...いっその事彼に自分の手柄話をしゃべらして御茶を濁すに若(し)くはないと思案を定(さだ)めた...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...友人たちといっそう疎遠になって...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「判決」
...いっそういやである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いっそソニドリと呼ぶより他はないのである...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...そういう問題にはいっそう淡泊になったようであった...
山本周五郎 「季節のない街」
...二階が重ければ倒壊がいっそう容易になると思えたからである...
和辻哲郎 「地異印象記」
便利!手書き漢字入力検索