...もつと他をいためるかするのだね...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...自分の心をいためることのいやさから...
上村松園 「車中有感」
...自分の心をいためるものは一つもない...
上村松園 「車中有感」
...隱(いん)としていためるところあるが如し...
高山樗牛 「清見寺の鐘聲」
...早春の気まぐれ日和が私をあかぎれでいためる...
種田山頭火 「松山日記」
...それで神経をいためるような事はありませんか」と聞くと...
寺田寅彦 「案内者」
...猿(さる)はそういうものを風呂敷いっぱいもらいためると...
豊島与志雄 「キンショキショキ」
...幸いに船と人命をいためることはありませんが...
中里介山 「大菩薩峠」
......
長塚節 「長塚節歌集 上」
......
長塚節 「長塚節歌集 下」
...打続く痛みを以つて我が四肢をいためることをやめてゐた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...いためる心山峽(はざま)たどる...
萩原朔太郎 「巡禮紀行」
...――いためる花よ われもてるいためる心 ほの白く夜の花園に浮べる花の一片………………歌つてゐるうちに姫は...
牧野信一 「青白き公園」
...これを見とゞけて家とはいふばかりの巣に一人いためる胸の中...
槇村浩 「鶴と鶯」
...いろいろと歯の表面や何かをいためる薬を入れているらしいのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...「秋の日は肌をいためるといいます...
山本周五郎 「日本婦道記」
...これ以上いためるなんてこたあできません...
山本周五郎 「ひとでなし」
...さまで御心をいためることはありません...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索