...飛行機によって敵をいためるのではない...
石原莞爾 「最終戦争論」
...自分の心をいためることのいやさから...
上村松園 「車中有感」
...自分の心をいためるものは一つもない...
上村松園 「車中有感」
...房枝は胸をいためることはいらなくなったのである...
海野十三 「爆薬の花籠」
...早春の気まぐれ日和が私をあかぎれでいためる...
種田山頭火 「松山日記」
...わたくしたちが縫いためるはしから...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「嫁入り支度」
...猿(さる)はそういうものを風呂敷いっぱいもらいためると...
豊島与志雄 「キンショキショキ」
...自分の皮膚をいためる木をも感ぜず...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
......
長塚節 「長塚節歌集 下」
...打続く痛みを以つて我が四肢をいためることをやめてゐた...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集≪学校時代の詩≫」
...いためる心山峽(はざま)たどる...
萩原朔太郎 「巡禮紀行」
...――いためる花よ われもてるいためる心 ほの白く夜の花園に浮べる花の一片………………歌つてゐるうちに姫は...
牧野信一 「青白き公園」
...何と云っても自分の懐をいためるのがいやだと云うんなら誰の苦情があっても...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...いろいろと歯の表面や何かをいためる薬を入れているらしいのね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ソースを拵(こしら)える時バターを溶(とか)してメリケン粉をジリジリといためるのには決して琺瑯鍋を使えません...
村井弦斎 「食道楽」
...いま野辺をゆく人たちはどうであろうかと胸をいためる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「秋の日は肌をいためるといいます...
山本周五郎 「日本婦道記」
...これ以上いためるなんてこたあできません...
山本周五郎 「ひとでなし」
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