...すべての星は二大星流のいずれか一に属して流動しつつありとは最近の学説である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...従来世間に知られていた何々論とか何々説とかの中のいずれかに属すると思うことがあるかもしれぬゆえ...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...小児の死か良心の死かいずれかを選ばせようとした...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...彼はその二つのいずれかを選ぶのほかはなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...わが旧時代の芸文はいずれか支那の模倣に非(あ)らざるはない...
永井荷風 「向嶋」
...この広野原のいずれかを尋ねたならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...あの白山の麓(ふもと)のいずれかに現存しているような気がしてならないのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...いずれかと言えば淋しく品の良い顔立ちで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...目下の印象が観察されてきた結合事物のいずれかと申し分ない類似がない場合は...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...一人以上の連累者のあることがわかった場合には「犯人のいずれか一人の告発に対して」...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...及び窮乏のいずれかとすることが出来る...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...これらの地方のいずれかが人口過剰となり...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...そのいずれかが描きあげられる以前に画面の進行を見ていてごらん...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...しかもいずれか一方が正しく他方はこれを濫用したのではないばかりか...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...今にいずれかへ祭場を移される他はあるまいと私も思っている...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...私などいずれか一つの史觀に立つて歴史と人物に審判を下すといふ氣持にならない...
吉川英治 「折々の記」
...いずれかが敵の常道を覆(くつがえ)すのだ...
吉川英治 「三国志」
...いずれかでなくてはならない...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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