...いざさらば土百姓の腕を見せんとぞ息まきける...
芥川龍之介 「伝吉の敵打ち」
...五山は秀でて水清く秀麗の氣をあつめたるこのみちのくの澁民の母校の友よいざさらば文の林の奧深く理想の旗を推し立てむ...
石川啄木 「唱歌」
...戦(たたかひ)は日ごろの好(このみ)、いざさらば、終(をはり)の晴(はれ)の勝負せむ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...仰げば尊し わが師の恩教えの庭にも はやいくとせ思えば いととし この年月今こそわかれめ いざさらば互いにむつみし 日頃の恩わかるるのちにも やよ忘るななど歌っているうちに...
太宰治 「惜別」
...いざさらば雪見に転ぶところまでも古いが...
中里介山 「大菩薩峠」
...いざさらば地方に遊説して...
福田英子 「妾の半生涯」
...いざさらば帰るべしとて...
福田英子 「妾の半生涯」
...いざさらば今回の拳につきて...
福田英子 「妾の半生涯」
...いざさらばでございます...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
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槇村浩 「英雄ナポレオン」
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宮沢賢治 「疾中」
...いざさらばわが心のおちいれる疾病のごときはしばらく讀む人の指彈にまかするのみ...
三好達治 「一點鐘」
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三好達治 「故郷の花」
...花の神様、いざさらば...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...いざさらば我が少女たち...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...と女は云つて、――「われは今天を棄てて下(お)りゆく、太陽よ、星よ、風よ、雨よ、いざさらば...
與謝野寛 「素描」
...いざさらば、典厩信繁も、今日は死ぬ日と覚えたり」つぶやくと、彼は、駒に一鞭あてた...
吉川英治 「上杉謙信」
...新年言志みことのりあやにかしこみかしこみてただしき心おこせ世の人廿七日の怪事件を聞きていざさらば都にのぼり九重の宮居守らん老が身なれど野老こういう手紙が大晦日(おおみそか)の晩についた...
和辻哲郎 「蝸牛の角」
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