...歳の暮に近いさむ風がそのあとをひゆう/\云つてるのに義雄は氣が附いた...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私はその奥に何か薄気味の悪いさむざむとしたものを感じたのだ...
高見順 「如何なる星の下に」
...中津(なかつ)の家老(かろう)(大名(だいみょう)・小名(しょうみょう)のけらいの長(ちょう))の子(こ)の奥平壱岐(おくだいらいき)というわかいさむらいが...
高山毅 「福沢諭吉」
...腕のお立ちなさる若いさむらいさん方のお手で...
中里介山 「大菩薩峠」
...親をいさむるには法あり...
新渡戸稲造 「自警録」
...最(も)う何(ど)うでも勇(いさむ)の傍(そば)に居(ゐ)る事(こと)は出來(でき)ませぬ...
樋口一葉 「十三夜」
...私(わたし)の身體(からだ)は今夜(こんや)をはじめに勇(いさむ)のものだと思(おも)ひまして...
樋口一葉 「十三夜」
...男婬乱なれば諫(いさむ)べし...
福沢諭吉 「女大学評論」
...興武館に武技をみがいていた若いさむらいは...
本庄陸男 「石狩川」
......
正岡子規 「古池の句の弁」
...そのくらやみはふくろふのいさみにいさむものゝふがみゝずをつかむときなるぞねとりを襲ふときなるぞ...
宮沢賢治 「かしはばやしの夜」
...そのくらやみはふくろうのいさみにいさむもののふがみみずをつかむときなるぞねとりを襲(おそ)うときなるぞ...
宮沢賢治 「かしわばやしの夜」
...三日(みか)の花鸚鵡(おうむ)尾長(おなが)の鳥軍(とりいくさ)重五(じゅうご)しら髪(かみ)いさむ越(こし)の独活苅(うどがり)荷兮(かけい)もしくはその第四の巻の...
柳田国男 「木綿以前の事」
...実のうすいさむらいじゃ...
吉川英治 「黒田如水」
...(――良いさむらい哉(かな))秀吉の眼で見ても...
吉川英治 「新書太閤記」
...歯ばかり白いさむらいばかり多い...
吉川英治 「新書太閤記」
...四十がらみの色の黒いさむらいで...
吉川英治 「梅里先生行状記」
......
若山牧水 「小さな鶯」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??