...どんなに貧しいこじきでも...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...貴下はなぜそう依怙地(いこじ)に...
泉鏡花 「婦系図」
...それを又依怙地(いこじ)に引きはなそうとしている紫繻子...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...それとなく家居のさまを見るという一種の好奇心のようなものがこれらの小さいこじきたちの興味の中心であったように見える...
寺田寅彦 「自由画稿」
...夜が明けるとともに再び石のようにいこじになったということを痛感するのであった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...彼女は気をそこねた冷淡な多少意固地(いこじ)な様子を見せようとした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その様子が彼を依怙地(いこじ)にならした...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...かつて学海居士(がっかいこじ)近くは坪内博士に至るまで諸先輩の企てし演劇改良策の遂(つい)に一として永遠の成功を収むる事能(あた)はざりしは...
永井荷風 「江戸芸術論」
...意固地(いこじ)に逃込むのを憎がって...
長谷川時雨 「流れた唾き」
...売占乞食(うらないこじき)に紛らわしい風体(いでたち)でもう...
牧逸馬 「ヤトラカン・サミ博士の椅子」
...容安院(ようあんいん)不求甚解居士(ふきゅうじんかいこじ)というのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...「いこじかもしれないが...
山本周五郎 「ちいさこべ」
...機山大居士(きざんだいこじ)とは...
吉川英治 「上杉謙信」
...機山大居士(だいこじ)が託し向けられた旨...
吉川英治 「上杉謙信」
...……ですがわが仁山大居士(にんざんだいこじ)はもう御観念でしょう...
吉川英治 「私本太平記」
...機山大居士信玄(きざんだいこじしんげん)の威風(いふう)にまたたいている短檠(たんけい)がおかれてあった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...依怙地者(いこじもの)で...
吉川英治 「新書太閤記」
...徳勝寺殿天英宗清大居士(とくしょうじでんてんえいそうせいだいこじ)それを――明ければ八月二十七日という前の夜...
吉川英治 「新書太閤記」
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