...どんなに貧しいこじきでも...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「旅の仲間」
...人間は依怙地(いこじ)なもんだ...
泉鏡花 「婦系図」
...それを又依怙地(いこじ)に引きはなそうとしている紫繻子...
江戸川乱歩 「踊る一寸法師」
...なんて美しいこじきでしょう...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...こんなきたないこじきの子が...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...スメルジャコフはいこじになって答えた...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...物を言うにも歯に衣(きぬ)を着せねえようにして交際(つきあ)おうじゃねえか」実にくだらないこじつけです...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかしあの石塔に帰泉院殿(きせんいんでん)黄鶴大居士(こうかくだいこじ)安永五年辰(たつ)正月と彫(ほ)ってあったのだけはいまだに記憶している...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「隣町の稽古所入(けいこじょべえ)りだよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...多の市さんは依怙地(いこじ)な方で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こんなことまでしても腰をすえようとするそのしかたがあまり依怙地(いこじ)なので...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...依怙地(いこじ)なほど身体を硬(こわ)ばらせている石のようなお安の後姿を...
久生十蘭 「鈴木主水」
...依怙地(いこじ)のくせに算筆も人より長(た)けていたというので...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...忠利の法号は妙解院殿(みょうげいんでん)台雲宗伍大居士(たいうんそうごだいこじ)とつけられた...
森鴎外 「阿部一族」
...容安院(ようあんいん)不求甚解居士(ふきゅうじんかいこじ)というのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...――「等持院殿仁山大居士(とうじいんでんにんざんだいこじ)」のそれで...
吉川英治 「私本太平記」
...冷光院殿前朝散太夫吹毛玄和大居士(さきのちょうさんのたゆうすいもうげんわだいこじ)逆さにこう読める文字を二人とも不思議な気持で見入っているのだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...……朝散大夫吹毛玄利大居士(ちょうさんだいぶすいもうげんりだいこじ)こう下の文字まで明かに読まれた時...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
便利!手書き漢字入力検索