...いく組にもわかれて...
江戸川乱歩 「怪人と少年探偵」
...十いくつめの部屋で...
江戸川乱歩 「奇面城の秘密」
...いくら気の毒だって...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...あはれ何處にても一戰(ひといくさ)の起れかし...
高山樗牛 「瀧口入道」
...いくら何でも芝居見物は母親として呑気(のんき)らしいので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...船頭にいくら頼んでも渡してくれないのでこの樣に川向ふを見て怒つてゐるところである』との事...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...朱塗りの雪洞(ぼんぼり)が、いくつも点いて、勾欄(こうらん)つきの縁側まで見えているが、その広い座敷に誰一人もおりません...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は其(そ)の奉公(ほうこう)して獲(え)た給料(きふれう)を自分(じぶん)の身(み)に費(つひや)して其(そ)の頃(ころ)では餘所目(よそめ)には疑(うたが)はれる年頃(としごろ)の卅近(ぢか)くまで獨身(どくしん)の生活(せいくわつ)を繼續(けいぞく)した...
長塚節 「土」
...まだ白人の足を踏み入れたことのない支流がいくつも残されている...
中谷宇吉郎 「イグアノドンの唄」
...「ええもう子供が四人(よつたり)あります」「一番お上のはいくつにお成りで」「さようさもう十二三にも成りましょうか...
夏目漱石 「行人」
...走つていくのをぽかんと見てゐた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...「子供の事なンか考へてもゐないくせに...
林芙美子 「浮雲」
...「いくらいっても聞きわけがない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...彼は自分の織った栄光の靄の中からなおいくつもいくつもの「虹」を織り出して...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「最後の晩餐」
...いくらかでも原稿料が入れば宜かろうと思って...
三木清 「読書遍歴」
...千葉県安房郡豊房村神余)いくら記録には書いてあっても...
柳田國男 「日本の伝説」
...おやじだって勘当は解いてくれるにきまってるよ」「そんなにうまくいくかしら」「うまく...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...クサせばいくらでもクサし得る點もあつた...
吉川英治 「折々の記」
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